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久しぶりにジョニー・デップをスクリーンで見ました。美しい。今作では警部さんです。ビバ!サイコメトラーJOHNNY!(<違)
舞台は1888年のロンドン、テーマは切り裂きジャック。ホラーではありますがミステリ風の作りになっていて犯人捜しも(一応)楽しめる。それでいてロマンスの要素も含む。おお、こうして言葉にすると実に盛りだくさん。
いや、実際思ってたより面白かったです。ホラー系が苦手なのでちょっと及び腰で映画館に行ったんですけど。R-15指定だし、観た人みんなが怖かったよぉぉ、と脅すので。でもいざ観てみたら割と平気でした。この辺の感覚は個人差があると思いますが、私は「ハンニバル」の方が気持ち悪かったなあ。
切り裂きジャックについては昔ロンドンで本当に起こった迷宮入りの連続殺人だ、ってことくらいしか知らなかったのですが、もう少し詳しければもっと楽しめたんじゃないかと思います。犯人が誰かということや主役2人のロマンスなどはもちろん作り事ですけれども、犯行の手口とか被害者の設定なんかはかなり事実に近い形で再現されてるらしい。原作者も監督もそして主演のジョニーも切り裂きジャックマニアだそうです。←パンフレットより(余談ですがこのパンフレットが読みごたえあってとても面白かった) まあ内容が内容ですから、終始一貫、暗かったです。ラストもね。オーシャンズの直後なので特にギャップがね。 でもそれはともかく、ジョニー・デップってほんとこういうの似合うと思いませんか。彼が持つ陰の要素、翳りの雰囲気みたいなものは存分に生かされていたなあ、と。逆に思いっきりカジュアルなTシャツ着て底抜けに明るいアメリカ青年の役とか、たまには見てみたい気もしますけれども。舞台はロスとかサンフランシスコあたりで。どたばたラブコメディ、みたいな。どんなだ。つーかほんとに見たいかそんなの。
****** フロム・ヘル 【FROM HELL】 制作:2001年アメリカ / 日本公開:2002年 監督:アルバート&アレン・ヒューズ兄弟 主演:ジョニー・デップ、ヘザー・グラハム (劇場鑑賞)
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