ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2003年09月10日(水) 待宵は朧月

夜中、雷鳴で目が覚めました。
雷雲がこちらにもやってきたようです。
きのうの夕方に見た幕電…
あれはずいぶんと遠いところで光っているので雷鳴が聞こえないらしいのですが、
それでも見た目には、山のすぐ向こうにある雲のように見えました。
不思議なものです…。
朝起きると、雨模様。
窓からは涼やかな風…やっと秋らしいひんやりとした朝の空気。
昼間は少し蒸しましたが、それでもずいぶんと暑さはやわらいだようです。


夕方の6時半、地下鉄からバスターミナルに出てみると
もう外は暗くなっていました。
(8月は休会していたので)1か月ぶりに行ったおけいこだったのですが、
もう日はこんなに短くなっている…と、実感。
バスを待っている間、BGMは虫の音。
1か月前は、蝉だったけれど。

帰って洗濯物を取り入れようとベランダに出てみると
ちょうど山の端が、少し明るくなっていました。
もうすぐ月があがってくるというサイン
ゆらゆらとゆらめくように光が山の端からもれる時、
なんとも神々しくてドキドキしてしまいます。

「待宵」
昔の人は、きっとこのひとときを
縁側などで楽しんでいたのでしょうね…。
今夜は朧月。
火星は今夜はちょっと離れたところにいて、
雲の合間から、お月さまをななめに見下ろすように輝いています。
きのう寄り添っていたなんて忘れちゃったわ…とでも言いたげな表情で…笑。









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