未明は寝過ごして見のがしましたが、
ピークをすぎたペルセウス座流星群…
ベランダの椅子に腰掛けながら、
夜空が”ぽろん”と、星の涙を流すのを待ちました。
夜風が肌に涼しく、
夏がそろそろと旅支度をしているのが、感じられます。
しばらくすると…
リリリリリィ ロロロ
チッ チッ チッ チッ
すゞやかな虫の音が聞こえてきました。
夕方には、「ジィ〜ッ」と暑苦しく鳴くアブラゼミが
エゴノキに止まっているのを、
娘とお友達がみつけて、
それを皆でわいわいと観察していたのですが、
その同じ木の根元当たりから、
今は、秋を告げる音が聞こえてくるのでした。
空は薄雲がところどころにあって、
結局、こぼれ落ちる星を見つけることはありませんでした。
あんまりじぃっと夜空を眺めていますと、
「あれ?流れたかしら…」と思う、
錯覚流星を見ることが、幾度かあったのですが…笑。
次第に東の空は雲が広がりはじめました。
けれど、ベランダを立ち去るのが惜しくて、
しばらく、虫の音を聴きながら、
夜風に吹かれていたのでした。
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8月7日〜11日の「旅の思ひ出」は、
ぼちぼち更新してまいります。
今日の「ひとコマ」と同時進行で書いて行きますゆえ、
どうぞよろしくお願いいたします。(ぺこり)
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