 |
 |
■■■
■■
■ 九龍��
■学園生活
葉佩九龍という男は、どうやら授業が好きなようだ。付き合いがいいのは周知の事実で、皆守のサボリに付き合ったりもしているようだが、基本的にはここの学園生活を楽しみたいという雰囲気が窺える。 そういうところが、最初皆守には理解出来なかった。
(何が楽しいんだか)
というのは、皆守の正直な気持ちである。 社会に出て役に立つ知識かと問われれば、そのうちの一体どれくらいがそれに当てはまるのか疑問だし、大学進学に必要だと言われても、正直なところ皆守には興味がない。 葉佩にそういうことに興味があるかと問うても、十中八九「ない」と答えるだろう。それ以上に彼がそのまま大学進学なんて考えているとも思えない。
(ならどうして、いつもあんなに楽しそうなんだかな)
何も楽しいことなどありはしない。朝から学校へ行って授業を受けるかサボるか。昼にカレーを食べて、午後も適当に過ごして。夕方になればさっさと寮に戻って自室でごろごろする。眠くなったら寝て、そうしたらまた朝が来る。皆守にとっての学園生活とは、その繰り返しだ。どのあたりに「楽しい」という単語がくるのか不思議でしょうがない。
(多分、あいつが宝探し屋なんていう仕事をしていることに、理由があるんだとは思うが)
最初はひどく人懐っこい転校生が来たものだと思った。クラスメイトの誰彼構わず笑顔を振り撒き、そしてそれがいやらしくない。大概クラスメイトの全ての人間と仲良くするなんてことはありえない。人に寄っては「媚びている」だとか、「愛想を振り撒いている」とか「嫌なやつ」と口さがなく言う者もあるだろう。 けれど、葉佩九龍という名の転校生は、それを感じさせない、非常に見事にさらりとクラスに溶け込んだ強者だった。 誰もが葉佩のことをどこか好ましく思っているか、あるいは目が離せない存在として認識している。八千穂しかり、取手しかり、そして皆守しかりだ。 そして仲良くなればなったで、間もなく彼の秘密を知ることになり(彼が無防備に秘密を明かしたのが最大の理由だが)、共に「化人」なる化け物と戦うことにもなった。 墓地に潜る時の葉佩は、普段と違う表情を見せる。それは時に怒りだったり、悲しみだったり、戦意だったりした。時に苛烈なそれは、普段学生生活では決して見せることのない激しさをもって、皆守を翻弄した。 どちらが本当の葉佩の姿なのか、皆守には分からない。《宝探し屋》などという仕事を掲げているからにはそちらが本当の姿なのかと思うが、それでも皆守には時折、学園で笑っている葉佩の方が本当の姿なのではないかと思うことがある。
(でも、あいつには普通の生活は似合わない)
多分、どちらも本当の姿なのだ。年齢に見合った子どもみたいな葉佩も、年齢にそぐわない大人びた葉佩も、どちらも彼なのだし。 どちらかだけを選んで生きることはきっと出来ない。だからこそ学園生活を楽しみ、そして夜になれば宝探し屋として生死をかけた戦いに身を投じる。
(それが、葉佩九龍という男なんだろう。きっと)
彼が楽しいならいいと思う。どちらかが彼の本当の姿だったとしても、どちらも本当だったとしても、人生は楽しめる者が勝ちなのだ。
(……まあ、俺には真似できないが)
それでも、皆守は自分の生活が変わってきているのを肌で感じている。それもこれも全ては転校生がクラスに入ってきてからだ。 つまり、葉佩九龍一人に、皆守甲太郎の生活が乱されている。勿論それは嫌な感じではなく、むしろ心地よい変化だ。 授業は相変わらずつまらないし、保健室でサボる回数も記録を更新中だ。ぬるま湯にも似た生活を望んでいるのもまた真実で。
(それなのに、変化を嬉しいと思っている自分もいる。それには驚くがな)
彼の勢いには逆らえない。 静かだった水面に小さな石が投げ入れられたように、皆守の心はざわめく。波紋は波紋を呼び、いつか堰を切って外海に出ようとするのかもしれない。それでもいいと思った。 どちらにしても、きっと自分にとっていい方向に進める気がする。
(毒されているのか)
自嘲に似た笑みを浮かべ、皆守は脳裏に転校生の姿を描いた。 葉佩、九龍。 あいつと一緒なら、この学園生活も楽しめるかもしれない。授業に出るのは御免だが。 それでもずるずると流されるのだろう。彼の凶悪な笑みと強さでもって。
------------------------------------------------------------------ 眠いです。凶悪に眠い。皆守の寝顔とかも凶悪にかわいいんだと思います。全然関係ないし。
月が替わったので、ようやくアトラスの携帯webサイトにアクセスしてみました。だって、九龍ページがあるんだも! 1日は接続障害とかで繋げなかったので、仕事帰りに試してみたら繋がった…。車の中(駐車中)で30分くらい遊んでしまいました。音楽とか着信音とかDLしてましたよ。 学園に転校してみました(笑)。一応HNで。早速皆守と取手に話し掛けてみましたよ。1日2人までしか喋れないってのがなかなかリアルですねえ…。転入の手引とかも面白いなあと思います。楽しい。 これからちまちま遊ぶ予定です。メール着信音をゲーム中のHANTのメール着信音を同じのにしてみました。鳴る度に萌えだ。
右手が腱鞘炎ちっくに。弟の結婚式が来年あるんですが、その招待状送る封筒の宛名書きを引き受けてしまったので、一気にかいてみました。面倒だ(祝い事なんだけどね)。筆で横書きは難しいです。特に数字。漢数字ならいいんですが、算用数字だとくねくねして書き辛い。何で横書き封筒なんかにするかなー。うう。 寝る前に湿布貼って寝ます。
ようやく金曜になりますね。久々に土日何もない…。出かけるよりのんびり寝てたい。ぐう。
2004年12月02日(木)
|
|
 |