3本立てなんかみるのは数年ぶりだと思います。見てもせいぜい2本立て映画も安くは無いですから、それが当たり前だと思います。 ネタバレないつもりですが、これから見ようという方はお気をつけて。 ちなみに内容は、殺し屋・スパイ・スパイという順で見ました。
「ロード・トゥ・パーティション」 /トム・ハンクス ポール・ニューマン・ジュード・ロウ ちょっぴり可笑しくて、ちょっぴり泣いた。 1931年のアメリカが舞台。この頃の車や服装は好きだ。長くて重そうなロングコートと帽子は良く雨を弾きます。少しイギリス調ででもアメリカ。 パーディションって何だべ? と英語に強くない蒼太は考えていましたが、街の名前だそうです。「地獄」って名の。 息子マイケルの役を演じたタイラー・ホークリンという少年は2000人のオーディションから選ばれたそうで、ハリー・ポッターの少年に比べりゃそりゃぁ少ない人数の中からだけれど、いい感じの眉毛と、そのうち大きくなるだろうなぁと予感させる大きな手足を持っている。将来に期待。グレて潰れるなよ。 トム・ハンクスは相変わらず。ジュード・ロウも変わらず爬虫類ちっく且つ見事な割れ顎です。
「XXXトリプルエックス」/ヴィン・ディーゼル サミュエル・ジャクスン 十中八九、第二弾がでるんじゃなかいかなぁという出来。大掛かりで格好よく、スティーブ・マックイーンも真っ青のバイクテクにスポーツならなんでも来いのアクション。スタッフロールで役者の次にスタントマンの名前を出してくるのも粋な計らいだ。 気負わず見られて楽しかった。「TAXI」の乗りだね。 で、多分「ドロップ・ゾーン」のスタッフも関わっているだろう。スカイアクションは好きだ。 あと、昔は音楽とか気にせず見てましたが、これのサントラは欲しいなと思いました。
「9デイズ」/クリス・ロック アンソニー・ホプキンス 私の好きなほうのアンソニー・ホプキンスが見れた。が、彼の感想は後回し。 リーサル・ウェポン4のお兄ちゃんが出てきて、あの甲高い声でよく喋る。 初めの所、「天才的記憶力」を持つという彼が賭けチェスをしているシーンで、別の映画を思い出した。「ボビー・フィッシャーを探して」。日本では公開しなかったのか、有名ではないけど「チェスは格闘技なんだぜ?」の台詞でまた見たくなってしまった。ボビー〜のほうは、15歳くらいの少年がチェスの世界選手権に出る話。 いやや、閑話休題。 ん〜。トリプルエックスに続きこっちの舞台もプラハ(チェコ)でね。 フィルムコミッションが設置されているのか、それともスパイものといえばプラハになったのか(ミッション・シンポッシブル参照)、以前プラハに行きたいなと書いたが、行かなくても満腹だ〜というほど町並みを見てしまった。 これね、多分原作がもっとしっかりしてるんだと思うな(大抵の映画には原作があると思うけども)。というのも煽り文句に内容が伴っていない部分があったから。 まぁ私としては、あンソニー・ホプキンスの魅力で堂とでもなると思いました。
*** まぁこんな3本立てで。なぜ3本立てが内緒だったかというと、以前に9デイズを一本で放映していたらしく、その頃のお客さんに知れると不味いという話でした。2本目と3本目の間には一瞬たりとも休み時間がなく、3本トータルで観客8人しか居ませんで、ラストのスタッフロールに於いてはとうとう私の貸切でした。 優雅さを醸し出すため、背もたれに両腕をかけてぐーたらしてみました。 月曜日の午後ではありますが、あの映画館さすがにそろそろやばいかもしれませんね。寒いし。
まだ3本立てだと知らなくて、タダ券を貰っていなかったとき、もし見るなら「ロード〜」か「9デイズ」を見るか迷っていました。心の中でポール・ニューマンとアンソニー・ホプキンスが戦っていたのです。 どっちも格好いい。どっちも好き。 映画を俳優で選ぶことは殆ど無いと断言できるのだけれど、こればっかりは…っ。 え? じゃあ今回の勝敗? 選べませんよ(笑) どっちも良かったです。欲目で良く見えますしね。
では、また明日。
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