一日後記

2009年11月13日(金) 日々のごはん。

遅まきながら、映画“南極料理人”(←リンクあり)を観に、一人で映画館。

たまたま原作を読んだことがあり、これをどう映画化するのか
不思議に思うところでもあったのだけれど
淡々と描かれる南極での日常の中に混ぜられたエピソードや
間のとり具合が丁度よく、私は飽きずに見ていられた。

途中から何となく主人公に共感をおぼえてしまい
帰りの車中でよくよく考えてみると
“料理人”として見ているのではなく、毎日の食事を作る“主婦”として
見ていたのに気がついた。
そういった意味では妙な親近感がある。

ただ欲を言えば、もう少し食材の調達方法
(何せ巨大な冷凍庫の中で一年を過ごすのだから
 例えば卵ひとつとっても色々と冷凍食品の種類があるらしい。
 おまけに“ゆで卵の缶詰”は凍ってしまうと変質して
 全く使い物にならなかったそうだ)
なども混ぜて欲しかったかなとは思う。


ドラマチックな展開もなければ
とりわけ考えさせられるような部分もないけれど
時々クスリと笑えるような、ほのぼのとしたものだった。


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