遅まきながら、映画“南極料理人”(←リンクあり)を観に、一人で映画館。
たまたま原作を読んだことがあり、これをどう映画化するのか 不思議に思うところでもあったのだけれど 淡々と描かれる南極での日常の中に混ぜられたエピソードや 間のとり具合が丁度よく、私は飽きずに見ていられた。
途中から何となく主人公に共感をおぼえてしまい 帰りの車中でよくよく考えてみると “料理人”として見ているのではなく、毎日の食事を作る“主婦”として 見ていたのに気がついた。 そういった意味では妙な親近感がある。
ただ欲を言えば、もう少し食材の調達方法 (何せ巨大な冷凍庫の中で一年を過ごすのだから 例えば卵ひとつとっても色々と冷凍食品の種類があるらしい。 おまけに“ゆで卵の缶詰”は凍ってしまうと変質して 全く使い物にならなかったそうだ) なども混ぜて欲しかったかなとは思う。
ドラマチックな展開もなければ とりわけ考えさせられるような部分もないけれど 時々クスリと笑えるような、ほのぼのとしたものだった。
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