一日後記

2004年06月01日(火) ねずみ騒動。

今回はもしかしたらちょいとグロいかもしれません。ご了承のほどを。
自信のない方、ねずみが心底だめな方は読まない方が賢明かと。



池袋駅より徒歩約5分、築40年はゆうに超えるであろう
木造店舗兼住宅が現在の職場である。

ここ最近、ねずみの被害が顕著なのだ。

花を生けておけば翌朝1〜2輪は齧られ落ちているし、
うっかりコーヒー用砂糖なんか置きっぱなしにしようものなら
いつの間にやら別の場所に砂糖がブチ撒かれている有様。
周囲が飲食店だらけなのと、古い木造ゆえ
ある意味仕方がないかもしれないが…やはりいい気はしない。
姿を見かけたことなど数知れず。

でも、実はこういう騒動は初めてじゃない。


以前長くいたドラッグストアでも、そうだった。
4階のうち1・2階以外は全て飲食店で、おまけに古いビルだから
まさに縦横無尽に奴等の通路があったらしい。
ちょっとした栄養補助食品から猫エサが被害に遭ったかと思えば
別階のスナックじゃスルメ10枚の束が縦に
齧られて全部パーだとマスターが嘆く始末。
一人余裕だったのは銀座で修行していた地下のバーテンさんくらいだ。
『銀座じゃもっと大きいのいたぜー♪』
…自慢にも何にもならないだろ。それは。

勿論、手をこまねいていたわけでもなく
商品である殺鼠剤やねずみ取りを使ってはみるものの、あまり効果はない。


そんなある日、開店準備を終えて化粧品を整理しようとしていたコの

『ギャァァァァァ!!』

という悲鳴と、脱兎の如く逃げ出す姿に皆呆然。
何事かと彼女が開けっぱなしにして逃げ出した引き出し
(普段化粧品や医薬品のストックが入っている)
を覗き込むと、そこには小指ほどのピンク色した物体5つがもぞもぞ。


……生まれたてだよ。これ。


さすがにこの時ばかりは、鳥肌どころの騒ぎじゃなかった。

それまでに無理矢理粘着シートから逃げようとして
全身ズル剥けの奴やら、原型をとどめないほど時間が経過した奴やらは
見てきたけれど、生まれたてって。
っつーか、よりによってこんなとこで生まんでも。


その後どうやって処分したのかは忘れたが、あの光景だけは
いまだに忘れようとしても忘れられない。

あー寒気がしてきた。


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Haruki [MAIL] [HOMEPAGE]