一日後記

2004年05月31日(月) 風圧 なし。

いやはや昨日の東京は、暑かった。
暑いながらも梅雨入り前の貴重な晴れ間、やはり走る。

家を出た時は多少風があるかなという程度だったけれど、
案の定土手は結構強く感じるため
ギアを軽くして、ひたすらクランクを回すことに専念した。

それにしても風そのものが蒸し暑い。
5月末だというのに真夏に等しい風は、まだ慣れていない体に
かなりキツく感じる。
ボトルの水がみるみるうちに減っていく。
向かい風にグチを言ったところで始まらないけれど
それでも何故かクランクは止めない。

嫌ならその場で引き返してもいいはずなのに、そうしないのは
半分が意地、半分は追い風に乗る楽しみ。
これなら下手すりゃ行きの倍近くの速度で帰れるはずだ。


帰り道、追い風に乗っていたら不思議な感じに気がついた。

体のどこにも風を感じないのに、周りの草は揺れている。
自転車に乗っていれば最低限自分の風圧くらい感じるものだが、
それを全く感じないのは、風の向き・風速・走る速度などが
偶然にも一致してしまったからだろう。
一番動かす脚にすら風を感じないのは、本当に不思議な感覚である。


帰宅してニュースを見て、今年一番の暑さだったことを知った。

でもそんなことどうでもよくなったんだ。
また一つ、面白い発見をしたのだから。


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Haruki [MAIL] [HOMEPAGE]