今年はラッキョウを漬けないで、梅酒を作ろうと思う。 しかもホワイトリカーじゃなくて、ウイスキーで。
先週叔父の店で、〆の方になってから ちろりに入って程よく冷やされたそれが出てきた。 一口飲んではみたものの、普通の梅酒とは違う味に ちょっと驚いて叔母に尋ねると、自家製だという。
はっきり言ってウイスキーの風味は殆どない。
ないけれど、ほんのかすかに香りだけが残っていて 少し香ばしくなったような梅酒…そんな感じ。 作り方はいたって簡単。ホワイトリカーをウイスキーにするだけ。
あいにく馴染みの八百屋さんに梅はなかったので、とりあえず ウイスキーを一升酒屋さんに相談して購入する。 今は紙パック入りのが多くなったとはいえ、瓶入り。デカい。 おまけに形がモロにウイスキーの瓶だから このまま持って歩いたら変な誤解されそうなほど。
そこの酒屋さんじゃ奥さんが毎年、お客様に頼まれて 梅酒を漬けていらっしゃるだけあって知識も豊富。 ご主人によると『漬けた梅だけ欲しい』とおっしゃる方や 『梅酒だけ飲んで梅は捨てちゃう』方と様々なのだそうだ。 (当然私はどちらもいただく。捨てるなんてとんでもない!)
そんな話をしていたら、赤ワインに梅を漬けても美味なのだとか。 アルコール分が低いため保存に気を遣うらしいが、 これもまた興味をひかれるものがある。 まぁこっちは来年忘れずにいて、冷蔵庫に余裕があれば作ってみようか。
すっかり忘れていたけれど、階下の台所の床下収納には 7年前に漬けっぱなしの梅酒が眠っている。
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