一日後記

2004年05月19日(水) 所有権。

3年ほど使った座椅子が、いい加減くたびれてきたので買い換えた。
無論古い方は粗大ゴミなのだから、都内の場合清掃局に電話して
相応の金額のシール状処理券に記名して貼付し
指定された日の朝に出さなきゃいけない。

朝7時半に出した座椅子は、8時半には門前から消えていた。
早いなぁと思いつつ、ふとここで考える。
『誰かが持っていったとしたら、どうなるんだろう?』

以前資源ゴミとして出された古紙を無断で回収し
中から大金が発見されてその所有権で一騒動あったっけか。
(確かこの時は回収した業者が所有権を放棄していたと思う。)

例えば、だ。
ゴミとして出した本人は真面目に処理券を購入したのにも関わらず
第三者が勝手に持ち出し、尚且つそれを不法投棄したとしたら。
しかも記名入りシールなんか貼られっぱなしだったら…。

ものすごく嫌だ。
まだ家で使ってくれている方がマシかもしれない。

そんなことを思っていたら、昔引っ越した時を思い出した。
当時ベースギター1本は人手に渡し、安物のもう1本とスピーカー、
それと大量のビデオテープを捨てたことがある。
ベースとスピーカーはまだ使える代物だったので、一応『使用可』という
紙を貼っておいたら30分も経たずに消えていた。

問題はビデオテープの方で、これまた30分も経たずに消滅。
おそらく『何か』を期待していたのだろうと思われる。
そう推測したのは、近所に住んでいた男友達。

中身は全部バラエティ番組なのに。

そんなに大量のバラエティ番組を録り溜めしていた
私も私なのだが、見る方はどう思ったのだろう。

単に重ね録り用にしたのかもしれないが、
個人的には期待して全部見てガックリきてほしい。ははは。






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