一日後記

2004年05月17日(月) 出迎え。

朝から慌しく家事を済ませて、祖父を出迎えに東京駅へ。
まだ電車が到着していなかったので、まず実母を探し
合流して間もなく電車が到着。
祖父を探そうと背伸びしつつホームを走っていたら
コート姿の彼が眼中に入らずに横を突っ走っていた。
(だってステテコ姿が脳裏のユニフォームなのだから
 いきなりコート姿なんてピンとこない)

思ったより、祖父は落ち着いていてマイペース。
ちょっと期待はずれ。

タクシー乗り場まで移動中、突然ジューススタンドの方へ
寄っていこうとするのでどうしたかと思えば、
そこにいらしたのは料理研究家の小林カツ代さんだった。
私も実母も気付かなかったのに、こういう目は相変わらず鋭い。

とはいえ先方にとっちゃご迷惑だったろう。
いきなり恰幅のよい老人が茨城弁で話し掛けてきて
無理矢理名刺交換までさせてしまったのだから。
…横で私と実母は平身低頭である。
まだ話し込もうとする祖父を時間を口実に
半ば無理矢理ひっぱがした。
タクシーに二人を乗せ、見送って『お出迎え』終了。

その後所用で南千住を歩き、夕方実家に電話すると
祖父は式が終わってすぐ帰ったという…茨城までタクシーで。

疲れていたのだろう(現に電話してもロクに話さなかった)が
いくらバスが嫌いとはいえ、この思い切りのよさも
昔から全く変わっていない。


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