count down to the end/A[mail]

what made us behave so■2002年08月12日(月)
8月に入り、自分の研究とバイトで忙しくしている。
友人など会うべき人たちと会ったりもしている。

生徒との関係と言えば、丸一日メールや電話がない日もある。
会うのももっぱら指導のときで、連れ立って出かけることもなくなった。

生徒と係わらない生活。

こういうのを、気持ちがさめる、というのだろうか。

僕は、別に嫌な気もしないし、冷静でいられる。

忙しくて、彼女を振り向いていられないのだろうか?
それはあるかもしれない。
が、たとえ会っても、僕は彼女を一人の生徒としてのみ扱いがちだ。
学習面で言えば、今、僕たちは極めて成功している家庭教師と生徒だ。
バイトのくせに、だんだんとプロフェッショナルに徹している、そんな感じだ。
これが本来あるべき関係なのかもしれないけれど。

彼女はどうだろう。
会えば、最近交流が増えたという中学の同級生と遊んだことを話したり、(もちろん勉強はしているのだけれど)、盆休みに彼氏と行くというディズニー・シーのガイド・ブックを嬉しそうに僕に見せたりしている。
僕は、生徒が感情を抑えきれずにいるのをしばらく見ていない。

自分の気持ち対する内観、二人の関係そのものをモニターする視点、そして生徒の心境を知ろうとする視点。
どの視点から見ても、恋愛の目盛はすこしも動かない。

これはひとつの終わりを意味するのか。
それとも、砂時計の砂が、てっぺんが先細るまで積もりに積もり、大きく崩れようとしている直前なのだろうか。

Design by shie*DeliEro
thanks for photo→我儘な僕たちは
BACK     INDEX     NEXT