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家庭教師と生徒■2002年08月07日(水)
8月に入って以来、溜まっていた自分の研究と増えすぎたアルバイトのために生徒と会う機会が少なくなっている。
生徒も生徒で、マイペースの生活を送っているようだ。
先日は近所の家々を回って、ついには10人ほど集めてバスケットをやったそうだ。
昨日、指導の時、うっすらと日焼けしたかおで、にこやかだった。

「先生、久しぶりに会ったけど、みんな受験勉強してるね。」

何を言ってる、お前もだよ。

「でもさ、私、どこの大学受けたらいいい?」

そんな話から始まり、志望校選びになった。
こうしていると、僕は彼女を一人の女性としてでなく、生徒として扱いがち。
希望する学科、立地条件、受験科目、レベル云々といった変数が頭の中を駆け巡る。

すると生徒が言った。

「先生、表情が違うよ。そんな真剣な顔、似合わない。」

ああ、いや、つい考え込んでしまった。


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