Experiences in UK
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2005年11月06日(日) |
第107-117週 2005.8.22-11.6 長男のレセプション・スクール始まる、ジュードーも始まる |
しばらく更新をさぼってしまいました。いろいろと細かい言い訳はありますが、英国滞在二年が過ぎて、高揚感がガス欠気味になってしまっているのかもしれません。 とまれ、英国は冬時間に切り替わり、暗い季節に突入してしました。夕方4時半には暗くなってきます。
(長男のレセプション・スクール始まる) 9月以降の我が家の暮らしで最大のイベントは、長男の学校生活が始まったことでした。 9月から長男は、ナーサリー・スクール(幼稚園)からレセプション・スクール(小学校の準備段階)に進学しました。本人はウキウキして初日に臨みましたが、親としてはドキドキでした。 これまでのナーサリー時代の友人で同じレセプション・スクールに上がったのは一人だけであり、その友人アリクソン君(フランス人)とはクラスが違います。また今度のレセプションには、違う学年も含めて日本人が一人もいません。同年代のこどもたちと比べて英語力が著しく劣るなか、知り合いもいないクラスで「だいじょーぶかなー」というのが親としての心配事項です。
初日はとりあえず無難に済んだようなのですが、二日目に妻が迎えに行くと、先生から「今日、彼はひどく泣いていた」という報告があったそうです。本人に聞くと、「休み時間にアリクソンを探しに隣のクラスに行ったけど、いなかったので淋しくなって泣いた」そうです。う〜ん。 三日目、今度は本人曰く「ちょびっと泣いた」そうで、「れいな(妹)がいなくて淋しかったから」とのことでした。本当かどうかよく分かりませんが、親としては頓珍漢な理由に苦笑しつつも、「がんばれよー」と声をかけたくなりました。 その後しばらく経って、本人から「フレンズができた」との報告を受け、また「もう泣いてないよ」という言葉をきいて少し安心しました。一度様子をみる意味もあって、朝こどもを送りに行くのについていったのですが、英国人のこどもでも母親との別れ際に泣きじゃくっている子がけっこういました。まだ四歳なので、そういうものなのでしょう。
(長男のレセプション・スクールその後) 初登校の日かれこれ二ヶ月が経過しましたが、長男の話に登場するフレンズの名前の数も二桁にのぼり、どうにかやっていけているようです。 背景として、母親の積極的善隣友好外交が奏功している点も見逃せません。こどもの送迎の際に多くの親と知り合いになり、それを通じてこどもどうしのコミュニケーションのきっかけを作ったり、学校でのインターナショナルな企画の際に日本文化を紹介するボランティア教師として教壇に立ったりしていました(長男が通う公立の学校では、親が何かとかり出される機会が多いようです)。 日本文化紹介では、紙飛行機作りを教えたり、巻きずし作りの実演授業をしたりしていました。紙飛行機(が日本文化なのかどうかはよく知りませんが。折り紙文化の一例ではあるのかな?)はこどもたちに大受けだったようですが、巻きずしは概ね好評だったものの、一部のこどもや教員はどうしても海苔(seaweed)が食べられなかったようです。そう、英国人はにぎり寿司はぱくぱく食べますが(箸使いも大方の人が上手)、海苔が苦手な人はけっこういます。
(ジュードーも始まる) 長男は放課後に週一回の水泳教室に通っているのですが、さらに柔道教室にも通うことになりました。フランス人の友人アリクソン君(の母親)に誘われてのことです。 アリクソンの母親曰く、ほとんどのフランス人は学齢期に必ず柔道を習うそうで、実際アリクソンの父親も長いこと柔道をしていたそうです。日本人の私としては、中学生の頃の選択必修科目で嫌々一年ほどやっていた記憶があるだけなので、ちょっと変な感じがします。 英国で日本の武道系でいちばんポピュラーなのは圧倒的に空手ですが、次が柔道で、その次に剣道が続くという感じでしょうか。空手教室は至る所で見かける気がします。長男が通う柔道教室まではバスを乗り継いでいきます。 キッズ向けのクラスではあるものの、長男はいちばん小柄な方であることもあり(英国人のこどもはやはり大柄です)、今のところ何となくあまりエンジョイしている感じではありません。まあ、体験学習みたいなものでしょうか。
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