ソーダ味のキャンディをなめながら明け方を歩いていた山際にかかった空がじわりと身じろぎをしたぱら とおちる雨しゅわ ととける口のなかああ遠くで雷鳴がきこえる夜明けが泣いているがぼくにはどうすることもできないあんなに光は青くとも灼かれるのだから痛いのだろうね高い高い 甲高いA G それとC産み落とされた朝を祝うのか慰めるようにか 鳥は鳴く