文
- きみに返詩をしたいのだ
2004年06月24日(木)
きみの言葉にふれてあふれる涙のわけを どう弁解したらいいのだろうと思った 卑屈になるにもほどがあるが
(どこまでも一緒にいられればいいと思った 一緒に行かうと手をとりたかった)
(傷つけたいと思ったのではなかった ぼくはきみと同一のものでありたかった)
きみに返詩をしたいのだ 届かないことはわかっているけど わかっているけど
ぼくはきっとこれからもこのおぞましく愚かしい愛の中にいるだろう 誰に打明けることもできなくなってもずっとずっと想っているのだろう 届かないことはわかっているけど
ぼくは嬉しかったのだ きみが前を見ていることが
それではぼくも行くことにする いくらかは安心して ただこの身ひとつきりで どこまで行っても何もなくても きっと、それなりにやっていけるだろう きみと共有した夕焼けや唄を 大切に抱きしめているのだから
ぼくにとってただひとりのきみへ。 いつかは無いし、さようならでは今更だから 元気で どうか、元気でね。
きみのためならなんでもしてあげたかったよ どうか幸せに、誰よりも幸せに。
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