私の手首の静脈を木立に喩えるとするならば左は白樺、右は水木だろうあらしに打たれ、打たれた枝葉に打たれ、ぎしぎしと泣いている木よ折れないのだね微動だにしない手首の木立も生命のあらしに打たれている折れはしない