うずくまったまま蜜色の飴を嘗めている糖蜜の中には親子の情がありうつくしい友情があり鮮やかな花を見る感動もやわらかな寝床にくるまれる安心もある蜜色をした飴はそういう味がするかつ と歯がぶつかる融けゆくそばから親和することは拒むのだね舌の上のなめらかな異物は熱いような気さえした