海に降る雪...marin-snow

 

 

一期一会 〜時は戻らない〜 - 2002年02月10日(日)

冷静な私はこの体調じゃ、無理だよなあ、と解っている。

もう一人の私は、今朝は本気で今日の夜から、あいつの所へ行ってやろうか、と思っていた。
時刻表まで検索してたりして。

今日はバイトだとかで、連絡がとれなかったから、もうあきらめたが。


『一期一会』という言葉がある。

一生のうち、一回きりのチャンスだったかも知れない。
2回目があるとは限らない。

仮にあったとしても、冷静に考えたら、数ヶ月後だ。

5年前の私なら、本当にいったかも知れないなあ。
私の衝動的な行動というのは、結構、自分でもびっくりするようなことをしていたからなあ。

臆病になったもんだ。

半分幻のようなネットと電話しか知らない相手に、
日常生活を捨てて賭けてみる根性は、なかったようだ。

賭けると言ったところで、お互い、何もはっきりした意思表示もしたことはない。
肝心のところはお互い触らないように避けている。

何もいい条件はないものねえ。

賭ける以前の問題だろう。。。



中途半端に微熱があって、食欲も落ちて、だるいばかり。
おかげで、正月前の体重に戻ってくれそうだけど。

全く動けないくらい寝込んでしまえば、
かえってあきらめもつくし、よけいなことも考えられないんだろうけれど。
私の場合、気の持ちようで、動けなくもないかも、と思う程度にしか、へたばってくれないから、未練が残る。

本当に『一期一会』かも知れないのにと。

今回だめだったくらいで、だめになっていく程度のものなら、
縁がなかったということだろう、とも、思うけれどね。



一度は「独りで生きる」と決めただろうに。
人とは一緒に暮らせないと解っているだろうに。

私そのものが人から必要とされることもないと、よく解っているだろう。
いい子だったり、利用価値のある子だったから、愛されただけだ。

親の愛情も努力して得るものだと、無意識のうちに知っていたじゃないか。

無償の愛なんてものはない。

本当の私そのものを受け入れられる存在なんて、
自分でさえ受け入れられない私を受け入れられるものなんて、この世に存在しない。

ちゃんとわかっているだろう。

早くリセットしてしまえばいい。
元の生活に戻るだけだ。

もともと独りだったんだから。
何も変わっていないじゃないか。

叶うはずのない望みなんて、早く捨ててしまえばいい。



もう『一期一会』の可能性のある時間は過ぎた。



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