虫の知らせ 〜一期一会、後日談〜 - 2002年02月11日(月) 昨日、妙に『一期一会』という言葉が離れなくて、 本当に、もう二度と会える機会がないのではないかと、本気で思っていた。 彼の携帯の番号を知っていたら、見切り発車していたかも知れない。 なぜそこまで思い詰めたのか、我ながら不思議でもあったのだけど。 彼の昨日のバイト、具体的に書くことはできないけれど、かなり危険な内容だったらしい。 私が知っているということは、無事だということなんだけど。 話を聞いていて受話器を持つ手が震えてきたよ。 私は決して、霊感があるとか、特別そういう力があるわけじゃないと思う。 「虫の知らせ」という体験は、祖母が亡くなる時に一度体験しただけだった。 その時も、何も理由があった訳でもないのに、 何となく、祖母の家に行ったら、救急車が来ていて、そのまま病院に行って亡くなった。 当時、大学生だった私、私が一番連絡がつきにくい状況だった。 その私が家族に連絡をとって、一番に病院に行っていたのだ。 なんで、その日に限って祖母の家に行ったのかなんて、全く理由はない。 そう、しょっちゅう行っていた訳でもない。 用事があった訳でもない。 本当に、何となく、としか、いいようがないのだ。 今回もそれに似た感じがあった。 そこまで極端でないにしても。 実家を離れて暮らしていて、滅多に帰らない私が珍しく実家にいるときに限って、 妹が交通事故を起こして、パニック障害と拒食が分かったり、 どうしてか、そういう場面に居合わすことが、多いみたいな感じがする。 普段は全くそういう体験がないだけに、今回のように、一致してしまうと、妙に恐くなってしまった。 私の無意識、第6感という部分なんだろうか? 自分で恐くなってきてしまった。 決して心霊写真が分かるとか、霊の存在が分かるとか、そういうことは全くないだけに。 だけど、こういう、理屈で説明できない私の不安は、案外、正しいのかも知れない。 無事でいてくれて、本当によかった。 関係なんてどうでもいいよ。 生きていてくれたら、それでいい。 -
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