-殻-

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2003年02月08日(土) あのことふたり

今日の僕は何を考えていたのか、
同期の女の子とデートしていた。

彼女の部屋に上がりこんで、しばし話し込んだ後、
僕等のお気に入りの紅茶屋に行って、
彼女はジンジャーチャイを、僕はウバのミルクティを飲んで、
仕事の愚痴を聞いた。

その後で、いつも僕が一人で行っている行きつけのお店で飲んだ。

終電に飛び乗って、彼女は眠そうにしていて。
彼女の降りる駅に着いて、僕も一緒に降りた。
本当は僕の降りるべき駅は二つ先なんだけど。

雨が降っていて、
彼女の傘で僕等は雨をしのいで、
彼女の部屋に戻ってきた。

時計は12時を回っていた。

僕は途中のコンビニで買った缶ビールを飲み、
彼女はペットボトルの温かいココアを飲んでいた。

二人でコタツで温まりながら、
くだらない深夜番組に文句を言って、
ごろごろと過ごしていた。


それだけといえばそれだけのこと。

僕はその後、雨が止んだのを見計らって帰ってきた。
そんなものなのだ。

彼女は、実はもう彼とは別れてしまっているのだが、
だからといってそれが僕等の関係に影響する訳じゃない。

なんとも、不思議な関係なのだ。
いつどうなってもおかしくない、という、
その危うさこそが僕等の関係性の本質であって、
だからこそこのまま続いていくのだ。

ずっと、

きっと、

このままなんだ。
それでいいんだ。





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