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じつは諸事情により、夏の新刊は急遽変更し、いつも通りゲームを題材にした本になる事に。理由はコンテ切ったら120ページ位になりそうだったので、一月では無理と言う事で、延期しました。スミマセン。
てな訳で、急いで別の新刊の準備を始めたのですが、やっぱゼノサーガか、レンかなあ等と考えている矢先に、「うたわれるものやってみー、いいよー」と周りから悪魔の誘惑が・・うう、時間は無いのだけども、周囲の人間がリーフのゲームを激オシするのも久しぶりなので、何とか1日完徹でクリアーしました。
一言で言うとブラボーでトレビアンな出来ではないかと思います。「誰彼」をプレイした時に感じた「システムもストーリーも絵も決して悪い所は無いのに、何故感動も共感も出来ないのだろう」というものは感じられず、ひたすらゲームをやる行為が楽しいゲームでした。
別にゲームシステムやストーリーが斬新なわけでもありませんが、やってて楽しいので、そんなんどーでもいいかと思える位没入してましたね。取り立て目を引くような新しい事はやっていないのにも拘らず、鼻につかず、小賢しくも無く、楽しく、嬉しく、そして哀しみや寂寥感も味わいながら、ゲームの達成感とやり終える寂しさまで味わえるというのは、逆にすごい事なのかもしれません。システム的にはリップスとムービーの無いサクラ大戦という印象を受けたのですが、シュミレーションバトルがほんとにいい意味でゲームに刺激を与えていて、ややもすればダレがちになるAVG系のゲームを最後まで飽きさせない内容にしている工夫が巧いなあと感じました。
もちろん絵も非常に綺麗です。綺麗な絵と言うのはえてして諸刃の剣で、ゲームの内容が伴わなければ、シナリオとゲームの内容の空虚さを炙り出す材料ともなりかねないのですが、今回の甘露先生の絵はあえて華やかさよりも地味なデザインを選択したのではないのかと思うほどゲームの中でキャラの 存在を更に美味しくする滋味があって、そこがいいなあと思います。色んなものがうまく調和しているなあと感心するところが多かったです。
キャラもヒジョーに可愛いです。特にアルルゥが主人公を「おとーさん」と呼んでじゃれ付いてくるシーンはかなり「やられたー!」って感じでした。 流石にリビドーはわかないですけどね。他のキャラもちゃんとみんな存在する意味と、パーソナリティと可愛らしさをもっていて、すごく魅力的でしたね。
とにかく出したお金の分は十分楽しませてもらったなあと感じました。購入を躊躇されている方には、即刻購入をお勧めします。こういう作品が出てくる事はただ消費されすぐ忘れられるゲームが多い中、重要な事だと思います。ユーザーが7,8千円という安くないお金を出して、それに見合う満足とはこれ位のレベルを言うのではないかと思うのは、贅沢な欲求かもしれませんが、買うほうからしてみれば「そうあってほしい、それ位の心で作って欲しい」と願わずにはおれません。
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