懊悩煩悩
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2004年06月21日(月) どてっ腹に風穴あきまくり

 祭りは目の前に迫ってくるわ身内は入院するわ手術するわでもうてんやわんやでまたしばらく放置しててすみません…ここんとこ原稿とユーロ2004のダブルパンチで睡眠時間も二、三時間で会社に行くというすさまじい生活で、土曜も夜行バスで現地入りと体力の限界に挑戦しようしようとしている私は結局マゾなのかしらん。まあしかし命削った甲斐あって、楽しいひとときをもつことが出来て本当に良かった。しかし。ひとつの闘いが終わってもまたすぐ新たなる闘いへ向けて旅立たねばならない…折角夏の天下一武闘会の招待状がもらえたわけだし、ブ厚い本を出すべく今度こそ、今度こそ早め早めの予定を組まないともう体力が保たないです。

 それにしても毎度のことなんですが、本を作るたび己のヘタクソさ加減にあきれてしまうというか、ホントに魅力のない絵だ…たとえ絵があまり上手くなくても、どこか惹かれる絵というものがあったり逆も然りで上手いのに魅力ゼロな絵もあったりしますが、不味くて魅力もないとなるともう手がつけられませんのう。もっと素敵な絵が描きたいなあ。努力あるのみですけど、なかなかこう思うようにはいってくれないのが世の常で、そんなんでも買って行ってくださる方々は本当に有難く嬉しいのです。誰でもそうだと思うのですが、自分の作った本をパラパラと見たあとバサッと置いていかれるとショックだし(好みの問題もあるだろうけど、自分の実力がその人を振り向かせるだけのものがなかったということだし)逆に買ってもらえると本当に泣きそうなくらいに心が震えます。まあシビアなことを言えば、需要と供給のバランスで、とりあえず買っておこうというのもあるだろうけど(自虐的な…)というかホントにそれは大きいと思うし、メジャージャンルだったら振り向きもされないだろうなという確信は有り余るほどにあります。だからといってそれが理由でこのジャンルやってるわけじゃなし、ホントに描きたいから、命削って不義理してまでも(身内の手術の日も原稿やってた最低人間ですすみません)原稿やるわけだし。今回の合同誌は、ぶっちゃけものすご上手い人とタッグ組んでやらせてもらえたのと、オンリーということで客はそのジャンルのみ目当ての人だし、まあシビアに色々考えてこれくらいなら捌けるだろうという目算のもとに部数を考えてやりました。(実際まあ予想以上に早めに捌けたのでむしろ間がもたずに困ったくらいでしたが)そこまで自虐的にならなくてもいいじゃん、と妹は言うけれど、事実だしなあ。描くこともダラダラと続けてますが、「読む」側の立場としてはもっと長いわけだし、嫌な言い方だけどどのくらい部数がいくのかとか他人のに関してはある程度は読めるわけです。こと自分のとなるとよくわからなくなりますけど。というかもう本当にチキンな人間なので、スペース取って本出しても恐くて自分のスペースに長居出来ないのですわ。いつもそんなこんなですぐ人にスペース預けて外で遊んでくるダメ人間…毎度売り子してくれる友人ズありがとう。他人の売り子するのは好きなのになあ。まあそれはさておき、以前出した個人誌の在庫も捌けたし、(と言ってもそんなに数あったわけじゃないですが)スッキリした気持ちで夏へ向けて本腰入れてやっていきたいと決意表明しときます。


えもんかけ |MAIL

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