懊悩煩悩
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2003年07月15日(火) 三遍回ってワシントン

 会員になっている某コンビニエンスストアから情報流出のお詫びの文章と商品券500円也が送られてきました。正直、全く知らなかったので吃驚。いつの間にしてたんだ…ニュース等で報道されたらしいけど見た覚えがない。TBCの件やその他、昨今はこういうのが多くてホントに困る。おおかたバカ社員が業者にリスト売ってセコい小遣い稼ぎをしてるんだろうけど。世知辛い世の中ですから、需要と供給があれば成り立つ経済ですから、これからもこのテの事件はなくならないかと。それにしても情報流出の代償として500円とはえらくケチってるなぁ、と妹が横から突っ込んでましたが。会員になったのはいいものの、あまりこの系列のコンビニは使ってないのでさてどうしたものか。ここで働いてる友人にノルマ達成の為に頼まれて入ったやつですからねえ…私も別系列とはいえコンビニエンスストアに籍を置く身、相身互い助け合うこともまた必要かと。

 それにしても、アルバイトという身分でコンビニを見るとまた幾分楽(というか大分楽な仕事ですな)でありますが、これが店長となるとそれはもうものすごい大変さを要するので端から見てるとホントに同情というか、絶対にコンビニには就職しないぞという決意をよりいっそう固くさせてくれるわけです。昼夜問わずトラブルが起これば呼び出されるし、つきあいで朝まで飲んでそれからまた仕事なんて気が休まる暇がない。本部のOFCからはつつかれるし、アルバイトの不満も聞いてあげなきゃならんし、利益を上げなきゃならんしで年中キリキリ舞い。どこのコンビニにもその傾向はあると思いますが、夕勤・夜勤は人間的にダメなのが多く、特にウチはもう伝統的に夕勤が壊滅的なのでアルバイトの私たちでも辟易するほど。どうしても気軽に働けるかつ採用されやすいので、レベルが低いというか何というか。店長もこの時間帯はいないことが多いのでますます堕落するというまさにデフレスパイラル。あと数ヶ月もしたら今のコンビニを去ることになるだろうと思いますが、これからもきっとあのままなんだろうなと思うと暗澹たる気持ちにならざるをえません。
 
 いくつかのアルバイトを経験しましたが、やっぱり塾講師が一番しっかりした人間が多かったかなと。私が半年ほど勤めたところは特に塾長が鬼のように厳しく、面接でかなり搾られたうえ、ある程度の大学の学生までしか採らないということでそれなりの人たちばかりでした。うっかり私のようなそれなりじゃない人間が採用されたばっかりに苦労続きで、肉体的にも精神的にも限界が来て辞めてしまいましたが。塾長を除き職場の人は良い人が多かったかれど、一人どうしてもウマが合わない数学担当の一歳下の男性がいました…妙に突っかかられて非常に気分が悪かったという記憶しか残っていない。たまたま研修中の模擬授業を一緒にやった時にしどろもどろ支離滅裂状態の自分を見られたので、おそらくその人の中で私が+自分より下の人間+というインプリンティングがなされたんでしょうな。全くこちらに対する敬意というものが感じられなかったし、対応もつっけんどんでほとんど談笑なんてものもなく。他の人とは男女年上年下関係なく、スムーズな関係を築けてたので余計にネガティブな印象として残ってます。トータルで考えると、自分の血肉として身につけることが出来たことが多く、実りある経験だったのでもうあまり気にしてませんが。どうも同年代の男性とは上手く付き合うことが出来ずちょっと情けない。目上の人だったら問題なく、むしろ好かれる方向に持っていくことが出来るんですが…やはり女子中・女子高時代さらに大学でもほぼ女子大状態というのは少なからず弊害ももたらす模様。

 話は変わりまして。
 先日、会期ギリギリに「バルビゾン派から印象派」展を見に行ってきました。行きたい気持ちはあれど、就活の慌ただしさと梅雨の気怠さに身体が言うことを聞かず、ダラダラとしている間に会期が終わろうとしていたので慌てて身支度整えて天保山へ。だれた身体をコローの絵がお出迎え、一気に背筋がピンと伸びて早くも鑑賞モードオン。コロー、トロワイヨン、デュプレといったお馴染みの面々は勿論のこと、カミーユ・フレールの「小橋」やディアズ・ド・ラ・ペーニャ「林間の空地」に強く惹きつけられました。一点だけですがクールベの「ピュイ・ノワールの小川」という作品もあり。バルビゾン派から印象派にまたがるため、それぞれの派の点数がやや少ないのが残念ですが(トータルすると100点ほどの展示)じっくりと二時間ほど居座ってきました。珍しく、ポストカードも欲しいものばかりでしこたま買い込み。ずっとぐずっている子供やキャッホッホッと走り回る子供が鑑賞の邪魔になって残念でしたが、おおむね良い時間を過ごすことが出来て満足。

 またつらつらと書いてしまいました。読んでくださってる方はどうもありがとう。その時その時の所感をただ気の向くままに書いてるだけなので、鬱陶しかったらじゃんじゃん飛ばしてもらって結構ですよ。読んで気を悪くされたらすみません。所詮自分の城でたらんこたらんこ好き勝手書き連ねてるだけなんで、それ以上もそれ以下の他意もありません。ということで今回はこの辺りで。
 


えもんかけ |MAIL

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