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遺書と屍
羽月
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2008年12月20日(土)



ゆるさないでください、と請うことは、ゆるしてほしいと願っていることと恐らく同義なのだと思う。
到底許されないほどのことをし続けている。無為に時間を過ごすことは、何にも代え難い罪だと思う。消費をするばかりで何も生産しないなんて。ことばも。感情も。それすらも、つくりださないなんて。しんでいるとおなじじゃないか。
浅ましくもだれかに請いたい。ゆるしてくださいと、請いたい。
それができなくて、わたしはゆるさないでくださいと呟き続ける。

*

笑えとか、泣くなとか。わたしが自分に課したことを裏返してみた。笑えるくらいに浅ましく、わたしは楽になりたかった。
ずっとわたしは笑いたくなくて、泣きたくて、許して欲しかった。
ただしいせかいはわたしをいちども断罪しなかった。だから、そのつけはきっと今から来る。時間は有限で、わたしはその時間を無為に過ごしすぎていた。
せかいはほんとうに、ほんとうに、なきたいくらいにただしくて、まちがっていればいいのにって、本当はなんども祈った。
わたしを罰してくれればいいのにって、何度も祈った。
罪を幾つも隠しながら、それを暴かれる日をほんとうはずっと待ってた。
でも、やっぱりせかいはただしかった。
それがわたしへの罰になるってしってた。

*

いきています。
死ぬことはできません。
わたしはわたしの責任が在るからです。
ここに生きてしまったという責任があるからです。
わたしが存在していたという責任があるからです。
わたしは、わたしが出会ったすべてのひとに、わたしと出会ってしまったという責任を取らなければなりません。
その責任は、きっとわたしをずっと生かすものになります。

わたしと出会ったことで不幸になった人に、
わたしと出会ったことで幸福になった人に、
わたしと出会ったことで何にもならなかった人に、
わたしは、すべてに、責任があります。

ここに生きてしまいました。
存在を残してしまいました。
後悔しているかもしれません。それでもとても幸福でした。
もう楽になりたくて、それが出来ないことも知っています。
ここに生きてしまいました。
ここに、生きています。
今もまだ、生きています。
心臓は、動いています。

悲しくなるくらいにいとおしく、生きています。生きています。それだけで、涙が出るくらいに。

*

メール、読んでいます。ありがとうございます。
お返事が出せなくてすみません。少しでなく筆不精なもので、これから先もお返事を返せる見通しが立ちません・・・・
メール機能を付けていながら申し訳ないです。すみません。