こ
れ
は
彼
女
の
墓
標
、
彼
女
の
遺
書
。
遺書と屍
羽月
MAIL
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2008年05月04日(日) ■ |
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いつかはきっとなくなるはずの、 この先などどこにもない、 全てに何の関連もなく、 総てに等しく無意味であり、 凡てに最も劣悪であるはずの、 未来の話をしよう。
それは須らく醜悪であり、 それは須らく陰湿であり、 それは須らく遠大であり、 それは須らく空白である。
いつかの夕暮れ、長い影、繋ぐ指の先、柔らかな空気。 それらをすべて失うための、 醜悪で陰湿で遠大で空白な、
未来の話をしよう。
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