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2003年01月15日(水) 手術

プー助の手術の日。
病院へ向かう前、庭でプー助を抱っこして写真を撮った。

もうプー助の目は筒状に飛び出しており、とても見ていられない。
しかしプー助はとっても元気で、少し太ったような気もする。

プー助は片目だけが悪く、あとはどこも悪くないようだ。
この目を取ってしまいさえすればいいのだ。
躊躇していた手術も、今では一刻も早く摘出して欲しいくらいだ。
手術後はしばらく眼帯をするらしいが、プー助はハンサムだから眼帯も似合うだろう。プチ海賊だ。(親ばか)

午後、手術は無事終わり、夕方に麻酔が切れたとのこと。

きっとプー助は今ごろ辛い思いをしているだろう。
痛みよりも何よりも、家族がいないことに恐怖を感じているのではないだろうか?

プー助…。
今のプー助の気持ちを考えると涙が出そうになった。

家にやってきたばかりのプー助は手のひらサイズで焼きいもぐらいの大きさだった。
焼きいもと同じサイズのくせに家族の目を盗んで焼きいもを一本ペロリと食べてしまったことがあった。気がつくと、お皿の上の焼きいもがなくなったかわりに、足元でプー助がお腹をパンパンに膨らませ苦しそうにしていた。

プ、プー助ぇぇ!!

慌てて病院へ行ったのだが

「この子は明日まで絶食です。」

と先生に指導され、プー助は一時の快楽のため24時間の苦痛を味わうはめに。
(ま、これは飼い主が悪いのだ。ごめん。)

成長したプー助にお嫁さんがやって来たのだが、これがリリーだ。
今はおばあちゃんだが、あの頃はピチピチのギャルだったリリー。
リリーの悪女ぶりには天性のモノがあり、うぶなプー助はリリーにやられっぱなしだった。
プー助の大好きなおもちゃを強奪したリリーは、わざとプー助の前でそれをちらつかせ、プー助が奪い返そうとするとチラっとかわし、ますます燃えるプー助に挑戦するかのごとくそのようなことを延々と繰り返していた。
リリーのじらしのおかげでプー助は、その場で過呼吸になりそのまま病院へ。口から泡を出しているプー助は3本の注射を打たれた。
(リリーの悪女ぶりはおばあちゃんになった今でも健在。)

プー助が今まで病院にお世話になったというのはこれぐらいだ。

大きな病気もせず健康だったプー助。
プー助は神経質な犬なので入院生活に耐えられるのだろうか。


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