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2002年08月20日(火) 「岩」という男

久々の天気。

恐ろしいほどに溜まった洗濯物を片付ける。

それと
なんだか気分がいいのでマグカップ達を漂白してみた。
まな板もやってみた。

なんだかよく働いた1日だった。
でも夕飯は昨日の残りのカレー。これは手抜きだ。
サラダに使ったたまねぎのスライスは失敗。辛くて口の中が痛かった。
旦那は「からっ!」を連発しながら、それでも全部食べてくれた。

食後、天井に緑の小さな虫がへばりついているのを発見!!
バッタをちっちゃくしたような虫だった。
旦那が生け捕り。ビニールに優しく包んで外に逃がしてあげていた。

「さすが!ダテに辛いたまねぎを食ったわけじゃぁないね。」

と誉めてあげた。
喜んでいた。

夜友達から電話がきた。

彼女は今月入籍した幸せ者。
披露宴は今年の秋に挙げる予定で、今式場での打ち合わせに忙しそうだ。
彼女は私よりずっと年下だが、なかなかのフェロモンを出している。
ちょっと優香に似たかわいこちゃんである。(私の次に)

彼女とは以前同じ職場で働いていたのだが、こんな私を姉さんのように慕ってくれる。かわいいやつさ。

以前サッポロビール園で店員さんに間違われた事件があったのだが、彼女はここで登場した元上司がいるところに勤めている。
さっそくビール園での話しを彼女にしたところケタケタと笑ってくれた。

それから、当時オフィスで私の向かいの席に座っていたFという男性が(もうすぐ定年だろう)今でも私のことを懐かしく思っているということを聞く。Fはキュートなおじさまであった。私もよくFのことを思い出す。
でもFはちょっとおっちょこちょい。

蕎麦屋に出前の電話をするとき、0発信するのを忘れ必ずF川という若手男性社員の席の内線を鳴らしていた。それもほぼ毎日。
私の前の席でFが

「出前おねが…あ、あれ?」

と言うのと同時に、私の後ろの方で

「東北支店です」

と言うF川の声がする。

これは私にとって

「ああ、もうすぐお昼かぁ」

と思わせる風物詩であった。
最初はおかしくて笑うのをこらえるのが大変だったが、慣れてくると呼吸をするのと同じぐらい普通のことになった。

ほぼ毎日同じ時刻に自分の席の電話が鳴るF川は、とても気が長い人なのでFは救われていた。
FもF川もなかなか私の笑いのつぼを刺激する特異なキャラであった。
在籍中は私のいい飲み友達であったし。

それから彼女と電話で話していて思い出したことがあった。

これも上司ネタなのだが、
「岩」というニックネームの男性管理職がいた。
この「岩」というニックネームはもちろん私がつけたものだ。
彼は体格もよく、そしてとにかく声がでかい。
血の気の多い彼は、よく部下に怒鳴っていた。古き良き時代の典型的なサラリーマンといった感じである。

「コラー!!」「ナニやってんだおまえー!!」

と、毎日怒っていたのだが、

その声がまるで「落石」を思わせるのである。

ゴロゴロゴロゴロー!!

と、いった感じだ。思わず落石でもあったのかと外を確認したくなるぐらいだ。
大きな大きな岩が蔵王からこのオフィス街まで転がってきたのかと。

で、何を思い出したのかというとこの「岩」はよくタンが絡むらしく
突然

「ほっっ!」

と、大きな声を出してタンを自分の中で調整していたのである。
1日に何度も。

(慣れているので誰も笑わない。)


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