友とは何か。愛とは何か。

MAD TIGERの
のも ...
〜〜  ヲ タ ク の 魂 1 0 0 ま で  〜〜


2007年03月17日(土) 戦国さん2

<説明しよう!MAD TIGERは兄貴の結婚式のために仙台へ行ってきたのだ!
そこで親族と一人別れ、仙台散策をしてきたのだ!さらに伊達政宗めぐりと称して一人政宗追及をしているのだ!>

ということで、瑞鳳殿を見学後、またるーぷる仙台に乗って 今度は青葉城跡まで行った。
青葉城跡は、仙台に本当にあった城。
城というか、本丸。姫路城とかみたいな立派な天守閣はなかったそうだ。
で、とりあえずるーぷる仙台は青葉城跡で下車するわけだが、 その下車する停車場に「年に一度は靖国参拝をしましょう」
「祝日には国旗を掲揚しお祝いしましょう」みたいな大きい看板が出ていて若干引く。引くのと同時に嫌な予感がする。
その予感を抱いたまま唯一残った石垣を横目に登っていき、展望のいい所にある有名な伊達政宗像を見上げた。
馬に跨る伊達政宗像なわけだが、馬も政宗も凄い躍動感。
筋肉の緊張が伝わってくる。
自分、学生時代彫刻もしてきたけど、全くもって立体造形に対するセンスがなかったから、本当に凄いものを見るとあんぐりするんですよ。
あんぐり。
あんぐりしながら、あと逆光を気にしながら写真をバシャバシャ撮ってきた。
その後資料館に行こうとしたら、なんか凄い高い位置に翼が見えるんですよ。
それこそ地上15mくらいのところに、石井竜也が作りそうな翼がワッと広がっている像があって、「なんじゃあれ」と思って近づいて見る。
鷲の像でした。なんか、戦争で亡くなった霊を慰めるためのものだったと思うんやけど
【鷲は、はるか彼方大陸を睨みつけています】と説明があったが
・・・・・欧米か!?
つーことでね、若干笑えない展開ですよ。なんだ、この右寄り!!当初の嫌な予感が、やや確信へ近づく。
で、青葉城跡の上まで進むと、おみやげ物やさんと護国神社があった。
そこには【青葉城跡の見学の仕方1・護国神社参拝】とあった。
【見学の仕方2は裏面】とあったので、凄く見難かったけど裏面に回ってみた。
そしたら【右・資料館】という感じで書かれていた。
意味が解らなかったのでとりあえず護国神社に入ってみる。
うろうろしているおばちゃん集団や若者が多数。なんかみんな意味が解ってないっぽい。別に参拝もしてない。
ただ、看板に騙されて入ってきたっぽい。自分もそうじゃねーか!!と気づいて、若干の怒りを抱きながらとっとと出る。
で、漸く資料館にお金を払って入る。
【見学の仕方1】は、必要ないと思うんだが!!無駄に時間を使わせおってからに!


で、資料館はまた一人ぼっちだったので、すごくゆっくり見れた。
特にCGで再現された仙台の城下町と青葉城の本丸などは素晴らしいクオリティ。しかも自分で見る角度とか弄れる。
(画面にタッチして操作するんだが、画面がむちゃデカい。腕のストロークも大きくなる。)
で、画像は本当に素晴らしいんだが、いかんせん自由度が高すぎて面倒。
座席に座って1分も説明がないうちに「見たいものをタッチしてください」と表示されるから、立ち上がって、タッチして、また座席に座ったら1分説明でまた立ち上がって・・・を繰り返す。
一人だったから良かったものの、誰かがみたら相当な不審者だよ。途中で面倒になってやめた。
具足とかは素晴らしい説明だった。あと、ちゃんと具足のプリント略してグソプリを用意しているのが凄い。偉い!
資料館としての拘りを感じた。
で、案内のお姉さんが「20分から青葉城シアターが開演しますのでご覧下さい」と案内してくれたので、シアターに行く。
なんか、すっげぇ一人(笑)。普通の映画館の2/3くらいの大きさの立派なシアターのど真ん中に、一人でポツンと座る自分。

そしたらなんか伊達政宗とその部下の声コントみたいなのが始まって辟易する。
映像は、CGでできた本丸、二の丸、三の丸など。その内部も絢爛豪華に再現されている。
だがしかし、それに合わせて微妙な声コント。いらなくね?
普通に青野武にナレーションしてもらっちゃ駄目なのか??
で、微妙でありながら映像のクオリティは極上のそれを見終わって、最後の資料「楽山の参勤交代風景」みたいな絵を見る。
総勢2千人だったかな?配下が付いて、ワーって人が並んで歩いている絵である。
凄くてねー。凄い好きやね、あーいう絵。
何気ないあぁいう絵にリアリティってあるじゃないですか。
だから、「この人が持ってるコレなんやろ!」とか「この人のこの文様は意味あるんかなぁ」とかむっちゃ思うわけですよ。
これほしいなぁ、と思いながら出口へ。
出口は地方によくありがちな、売店の中へ出るコースだったんだがそこに売られていた一発目で目に入った
【けいたいおもちゃ\30】に吹きそうになった。アレですよ、携帯販売店にあるサンプル模型ですよ。
あれ、けいたいおもちゃになってますよ。青葉城大丈夫か?
あとは水晶玉やらパズルやら、「・・・・折角伊達政宗やのに?」と思いたくなるようなものばかりだった。
極めつけは「皇居カレンダー:完売」というのが。

あーあ。

で、あまりの右よりに本当にウンザリする。
別に、江戸好きのあまり徳川の復興を推進しているとかいうわけでは全然ない。
自分のイメージでは、田舎の護国神社だと結構地域密着で普通に七五三とかやっている人がいたりして、普通の神社なわけですよ。
でも仙台の護国神社ってここまで強烈なんだ、と。
つーか護国神社がそういう系だっていうのに
初めてはっきり気付かされた感じ。


その後、またるーぷる仙台に乗って市役所前で降りる。
<続きはまた書く☆>


で、今回の疑問。
*伊達家は旧幕府側についたのに、なんで尊皇の護国神社ができてるの??
*旧幕府側についてたんだから、CGシアターの声コントで説明されていた
「青葉城には徳川や天皇を座らせるための上座を作っていた」というのは
おかしくないか??
むしろその上座は元々徳川のために作ってたんじゃないのか?
それを右寄りな思考で「+天皇」として情報をでっち上げてないか??

なんかもう、その情報すら天皇が入ってくるだけで信用できない!!
無理矢理すぎるもん。
旧幕府についてるのに、天皇って。それがまず変だわ。
こじつけじゃね??


っつー話を昼ごはん食べながらしていたら、
「むしろ旧幕府側について潰されたからじゃね?」
「そうやって尊皇派になりましたよ!ってアピールしないと狙われたとか」
という意見を頂いた。そうなのかなぁ??
歴史って難しいね・・・・。




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