歌っていたよね。あの人気女性グループミニモニが「いちねんじゅうが えどまつり〜♪」・・・ってさ! という勘違いでおなじみのMAD TIGERですがいかがお過ごし江戸祭り。
11月16日、ディズニーオンクラシックに仕事の休みを取って行って来た。 今年のメインテーマは「アラジン」ですよ!!行かんわけがなかろう!! ちなみに一昨年は美女と野獣。去年はリトルマーメイド。 ディズニーの曲をクラシック(映画で使われた楽譜そのままを使用。通常販売されているような楽譜とは全く違う。) で、前編オーケストラで演奏し、歌もホンモノの舞台俳優やミュージカル俳優が演じるというオトナなコンサートである。 そこにはモッシュもブーイングも存在しない。 あるのは、夢と、希望と、勇気、そして、信じるこころ!!←なんだよ
夢は、いつか、かなう!!←だれだよ
仕事の終った母親と落ち合い、会場へ行く。開場語すぐにグッズ売り場へ行くと、なんかすげー人だかり。 家族総出で並んでんの。おいおい、子供とダンナはせめて後ろにおいておけよ、と。 列もクソもない有様。これがディズニーの言う夢と希望ですか。そうですか。 その夢と希望をゲットするため、割り込むガキに我慢しながら自分も買い物を済ませる。 コンサートパンフゲット―――!!のっけからアラジンで超ステキ!!鼻から出る息も熱くなるってもんだ。 会場の席は超右側で、ある程度は前方。 開演前から、下手にいるコントラバスの人が一人で練習をしているのを見て 「あれ、絶対”お前はもうちょっと練習してこいよ”とか言われてるんだろうね」と、母親と盛り上がる。 バンザイ妄想親子。
そして、拍手とともに2部構成のコンサートの第一部が開演した。
なんか知らない曲ばっかり――――!!! 驚くほど知らない曲ばっかり。いつものことながら、勉強不足。 でも、かなり楽しめる。知っていればもっと楽しいんやろうけども。 コンサートマスターのヴァイオリンの音色が、とても心地よい。 自分、あんまりヴァイオリンの音は好きではないんやけども、とても聴きやすい。 凄いやつとか使ってんのかな、と思った。 で、問題はですね。 「ナルニア国物語」の演奏ですよ。 もうわけわからん、と。全然見てないし。 見て無いどころか、原作者の「主人公はうちの子供たちに似た子にして」の ワガママまるだしキャスティングが非常に不快で、見る気すら起きないどころか作品自体がもう不快。 一度も見て無いのに、原作者のイメージでもう不快指数上がりっぱなし。 実話でもねーくせに、ディズニー使ってオナヌーしてんじゃねーよ!!! ・・・・という、夢と希望溢れる演奏を繰り広げてくれるネバーランドオーケストラの皆さん。 第1部がそれで締め括られ、「知らない曲が多かったね」という自分の感想に対して母親が 「でも、とっても壮大で素晴らしかった!」というかなり夢と希望溢れる前向きな考え方を披露してくれた。 飲食禁止の休憩時間中、前のおばちゃんが、ボリボリとトッポをむさぼり食う。 いや、きっと、トッポと夢と希望をむさぼり食ってたんだろう。←しつこい
そしてメインの第二部が開始。 うひゃあぁぁぁぁあ!!!プロジェクターで、大きいスクリーンに場面の静止画が出てるよ!! しかも、アラジンのサントラCDそのままの作りと展開、そして役者の役者魂溢れる演技っぷり!! (曲中でセリフが組み込まれているため、歌も、セリフも、軽い動作もしないといけない) のっけから感動して涙が出そうになる。 でも出したら母親にバレるので、顔をもぞもぞさせて必死に出さないように我慢する。 でも出そうになる。ちょっと出た。 う、うるさいわねっ!め・・・目に、ゴミが入っただけなんだからねっ!!←ツン 役者の演じる商人の雰囲気も最高。 アラビアっぽい雰囲気も、あの西洋の楽器から生み出されているのだと思うと本当に不思議。 自分の大好きな「ワンジャンプアヘッド リライズ」の (アラジンが、「自分はドブネズミじゃない。きちんと見てくれれば、きっと解るはずさ」と歌うシーン) は、胸に迫るものがあった。 静止画のまま、しばらくシーンはすすむ。 そして有名な「ホールニューワールド」になったとき、静止画が動画に変わり、大画面で大空を飛ぶシーンが!! うわぁぁぁぁぁぁあああ!!!!もう、もう、感動で前が見えない!!!
う、うるさいわねっっ!何度も言わせないでよ、目にゴミが・・・っゴミが、入っただけなんだからッ!!
胸が詰まって、鼻の奥がツンとして、息をするとやけに大げさになって、といった「胸いっぱい」の症状が出る。 すばらしい!すばらしすぎる!本当に見に来てよかったと、中盤ながら思わされる。 そして後半、ジャファー(わるもの)が、アグラバー城を乗っ取って 常夏生まれのアラジンを殺すため地の果てという超寒いところに瞬間移動させる場面。 役者すげぇぇええ!!もうジャファーがいるのかと見まごう程の迫力。 あの独特の舌の長そうな発音も完璧。傲慢かつ性悪、しかし繊細なジャファーの魅力溢れる歌と演技がそこにある。 感動とともに、迫力に絶句する。 もうここいらからは、映画の映像が頭にグルグルしてのめりこみすぎてどうしようもなかった。 オーケストラを見に来ているはずなのに、何こののめりこみよう(笑)。 最後のハッピーエンドの曲が流れると、この音楽界も終わりである。 しかしそこはクラシック演奏会だ。マシンガンコールで拍手でアンコールを促す。 出てきた!!なんか演奏者も皆、ケミホタル発光体を持って、わっかにしたりして装着していてかわいい。 それでまたハッピーエンドを演奏。退却。アンコール。再登場。挨拶。退却。アンコール。再登場。挨拶。退却。 これを7回くらい繰り返す(笑)。なんか凄い。 一回一回に、観客がすごい拍手をして促すわけですよ。その拍手回数たるや、相当な発電力になるだろう。
とにかく、最高だった。
その後某アラビア飲み屋で飲む。頼んでもないメニューが請求されていてぼったくられ(笑)、 1万3千円を奢ってその日はおしまい。
そうだ。そういえば、自分19日に誕生日だった。 ちなみにその日、寝坊して、仕事に遅刻した。 遅刻をするということを電話したら、「早くきなよ!プレゼントもあるからさ!」と言われて 「なんのですか?」と聞いたら「誕生日なんでしょ?」と言われて 初めて気づいた自分。最低だ・・・・最低だ。
当日、皆から誕生日プレゼントと称する賄賂をもらった。 一番凄かったのは「DSオトナの常識力トレーニング」のソフトだ。 ビックリした。 そのこの誕生日に、「ぬり之」(ぬりゆき。ホンモノの大人の塗り絵)を凄く格好よくラッピングして上げたら、 そのお返しとのこと。 あまりのレベルの違いに申し訳なくなる。すまん。すまんじゃった。 生まれてきて、すまんじゃった。
で、今日といえば、また図書館に入り浸り5時間江戸文献を漁り続けた。 たまらん!!たまらんよ――――!!! 江戸すげえ! あ、ちなみに仕事場の子のプレゼントの一つに「灯篭」があって、吹いた。 「見た瞬間にMADさんだっって思ったんです!」と言われた。 仕事場でもそんなに江戸か(笑)? 江戸知識を、どんどん吸収したい。
【今日の江戸小説報告】 総文字数:41095文字 400字詰め原稿用紙換算:134枚 文庫本時ページ数(40×16):109ページ
まだまだかく!!!!!
MAD TIGER地味作品集
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