2002年07月08日(月) |
昨日の日記も読んで栗 |
昨日帰宅した時の衝撃は一生忘れないだろう。 野草の生い茂る庭。壊れた門(兄貴が壊した)。♂♀に貰った自転車は雨ざらしでさび付いていた。 ドアを開けるとカビ臭い匂いが鼻をくすぐる。 いや、くすぐるどころではなく、超特急で鼻の奥から脳の髄までを侵食しつくしたと言ったほうが的確だ。 自分は速攻で部屋に上がり、窓という窓を全開にした。 カビの匂いの元を辿ると洗濯機に辿りついた。 おそらく兄貴が洗濯した後、すぐにフタを閉じて数日経ったのだろう。 気分が悪くて風呂に入ろうとするとまたもやビックリだ。風呂釜にカビが。 あまりのカビパラダイスに狂いそうになる。 とりあえず風呂釜を洗い、湯を入れ、しばらくしてあがった。
自分の胸には、どうにかせんといかん、というある種脅迫観念のようなものが巻き起こっていた。
そして今日、やりました。 庭の草引きをし、育ちすぎた花(名前はわからん)をカットして生けて、風呂のカビを一掃させて洗面所を掃除、台所も掃除、ついでに食器をブリーチ、ついでにカビが生えて使えなくなっていたゴミ箱を掃除、掃除機で廊下や階段を吸った後にモップがけ。 自分でもウットリするほどの働きっぷりだったと思える。
しかし恒例の草引き報告だが、今年はなんとカマキリさん一家が大繁殖で大変なことになっていた。 草むらにフと手をつけば、一気に視界がゾワゾワと動き出す始末。 子カマキリちゃんはまだ土地を離れるまで自立できない時期だったにも関わらず、 いきなり居住区域をあらされて御立腹だ。 小さなカマを振り上げて「ぼくおこってるんでちゅよ!」といった様には思わず微笑みすら浮かべてしまう。 本当に小さなかまきりから、第一期成長期カマキリ、思春期カマキリ、胸に膨らみを帯びてくる第二期成長カマキリ、女子だけ体育館に集まって何やってたんだよ〜カマキリ等幅広く生息していて驚いた。 うちの母親はカマキリが大嫌いなのだが、安心しろ、自分はそんな事はない、と慈悲深く彼らを見守る。 とりあえず作業の邪魔にならなかったら殺しはしねぇよ・・・とハードボイルドにキメてみる。
カマキリに気を取られている間、無防備になった自分の体を狙う怖いヤツがいる。 そう、羽音を立てて忍び寄る(全然忍んでないが)蚊である。 今回の自分の出で立ちはハーフパンツにとんが◎コーンのイチローTシャツ、頭にバンダナ、素足にサンダル、首にタオル、両手に軍手、ポケットには殺虫剤とキンカンという一見頭のおかしい人ルックだったために、 対人だとスキがないのに虫相手には負けが決まったようなモンであった。 しかし自分は、仏もビックリな慈悲深い心で彼らを許した。
吸血したいのなら吸血なさい。それがあなたの糧となるなら。
逃げたいならお逃げなさい。逃げられると思っているのなら。
ヤツらは無防備な自分の体を貪った。 また、自分も殆ど気付くことなく殺虫剤持参の意味はゼロに等しかった。 結局さされた個所は足のみで、7箇所。殺した蚊は2匹。 痒くなったらすぐキンカン塗ったから、痒くなくなったヨ★ ♪キンカン塗って〜 かろやかに〜 あのこのこの子もキンカンコン♪である。 まぁ、何か病気を持ってこられていない限りヤツらは無害、ということか。 痒いだけだしなぁ。 今日見つけた衝撃の虫は、ミミズだと思っていじり倒していたら違っていた、というあの害虫の王である。 まさか害虫の王が土の中に潜んでいるとも知らず・・・自分はミミズだと思ってつまみ、引っ張り出そうとした。 ・・・ら、かなり短く、先細りで驚いた。 その時点で自分はそれをヒルだと思った。 近所の川で遊んでたらよく足に張りついていた、あのヒル(吸血)だ。
しかしそいつから、目ん玉がニューと伸びてきた時、自分は自然に石を掴んで奴にむかって振り下ろしていた。
死ねぇナメクジ―――――――!!!
ねぇおばあちゃん、カタツムリにあって、ナメクジにないものってなーんだ?
ん?なんだろうねぇ。背中のうずまきかね?
ちがうよ―― 愛らしさだよぉ。
振り下ろされた石はナメクジを直撃。もがくこともなく、即死。 御冥福をお祈りいたします。
昨日の日記に旅日記総集編をアップしたので、よかったら呼んで栗★
MAD TIGER地味作品集
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