2002年02月22日(金) |
おい!そこのデブ!いっぺん死んでこいよ! |
そう言われたら、自分は死ぬしかない。 いや、言われる前に自ら命を絶つ・・・そのくらい、自分の事はよく分かっているつもりだ。 デブを偏見の目で見るのは、はおそらく世界共通だろう。 アフリカ等の、体の豊満さが豊かさの象徴だとか言う国なら分かるが、 普通に豊かな国で太っているのはただのマイナスでしかない。 アメリカはデブが多いと言われ、そしてまたそういう考えを植え付けられている人が多数いると思うが、 実際は太っていると昇進に響いたりするらしい。 現代は肉付きで豊さを判断する時代ではない。 むしろ引き締まった肉体が、どれだけ体に金をかけられるかを物語る。
それを頭の中に入れて、読んで欲しい。 今日電車の中でバンドをしている男の子達がいた。 オメーになんでそんな事が分かるのよ、とお思いだろう。 そいつらはいかにもなRIZE系の服装で、3人揃って全身真っ黒。 全員野球帽。 夜なのに、野球帽。おそらくライブ中も野球帽。ご飯時も野球帽。 「鈴子、俺、お・・お前の事・・・ッ」野球帽。 「おかえりなさい、あなた、ご飯?お風呂?」野球帽。 さらに持っているものがギターやらベースやら機材だったため、もういかにもそうである。 その機材にはパスが張ってあり、今日8王子でライブがあったのだという事がわかった。 別にチラチラチラチラ自分が盗み見していたわけではない。 満員電車にも関わらず、奴らの横柄な態度が自然と目に入るだけだ。 しかも今日自分は携帯を家に置きっぱなしにして出かけたため、する事がなくてヒマ! 小説を買おうにもキヨスクは閉まっている。だいたい買う金もない。 始めは「今日のライブのベースのパートあったやん?」(←関西人らしい)とか 「ショーちゃんのベースむっちゃ好きなんやけど」とか言う、本当にバンドマンらしい会話であった。 いいライブをしたんだなぁ、と思い、彼らの健やかな未来を願った。 しかしだ。突然女の話に。
「●●美ってブスじゃね?」
「○○子ってデブだよな。」
しかもそれだけの暴言では飽きたりず、
「◎◎子はデブでブスで太いよな。」
デ・・・
デブで、ブスで、太いだぁ!?
怒った!もー怒った!!←何 その子がデブでブスで太かろうが、そんな事を言われる筋合いはないであろう。 だいたいお前らはそんな事を言えるような・・・(←と思い顔を見る)
・・・プッ
ホラ、言わんこっちゃない!! だいたい女同士で「あの男はブサイクだ」とか、「あの男はイケてない」とかはまず言わない。 男性と接触する職業の方は比べる対象が多いだろうし、またその付き合いも浅いだろうから 言ったりするのかもしれないが、普通に生活していた上でまずそんな事は言わない。 友達になった人の容姿を、いきなり評価するだろうか? とりあえず、自分はしない。友達なのだから、容姿なんて(基本的には)関係ない。 しかし、それは女性だけに言えることだ。 男性はだいたい女の中身よりも外見を評価する。 その中身が多少イカれたものでも、「魔性の女」とかテキトウな名前をつけて一見落着だ。 容姿さえよければそれでいい状態。
男性諸君。女の優しさに胡座をかいていないか?
しかし、女ばかりが被害者面も変だ。女が男に望むのは経済力。 だから、一番に求められるのが男であれば女性に対して容姿を。女であれ男性に対して経済力を。 それだけの違いなのであるが、容姿と経済力で比べると、容姿の方がダントツに悲しくなるのは自分だけだろうか。 そして自分には容姿はおろか経済力までまるでナシ。もう人間としての価値ゼロ!!!
本日、彼らに出会ったおかげで男と女の間にある深い溝を感じることができた。 しかし本当の気持ちを言わせてもらえれば、 若さを振りかざし、バンドマンを夢見ている程度でデビューできるような世界じゃねーぞ、ということだ。 自分に何もない事を気付いてからでは遅い。 そして何もかもに見捨てられたその時、若さ故に言った言葉の酷さに気付くのである。 経済力がない男には、女は目もくれてはくれない。
増してや容姿もなく、夢だけでつっぱしった・・・それが過去形となっている男にはもう 魅力はない。
彼らの未来が明るい事を祈る。
今気付いたが、この日記(えんぴつにしてから)一ヶ月が過ぎた。 今まで御覧頂いた方に深くお礼申し上げたい。 そろそろサイトも開きそうなので←エッ その時はリンクを貼らせていただこう。
そして、痩せてやるとさらに決心した本日であった。←気にしてんじゃねぇかよ
MAD TIGER地味作品集
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