アーモンドは健康に大変よい抗酸化食品ということを知った。生活習慣病予防に効果を発揮するらしい。タバコの害も半減。毎日，おやつがわりに少量でもよいから食べ続けることが大切という。　　　　　　　　　　　　


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● 酸化とは
健康に関する情報が氾濫する中、身体の錆びや酸化という言葉を耳にするようになりました。酸化とは身体に起る自然な現象ですが、身体がエネルギーを生み出すために酸素を使う際に同時に生産される活性酸素（フリーラジカルとも呼ばれる水と酸素がベースとなった廃棄物）が過剰に生じることによって体内の細胞膜に害を及ぼします。この害が、生活習慣病と呼ばれる病気に発展することが分かっています。



●抗酸化とは
抗酸化物質は、その名の通り酸化の害に対抗する物質です。食物中で最も強力な抗酸化物質は、ビタミンEに並びビタミンAとC、またポリフェノールが挙げられています。栄養科学においては、抗酸化物質が細胞膜を防御し、最高の健康状態を維持し、寿命を延ばす上で重要な役割を果たすことが注目を集めています。抗酸化のパワーは、生活習慣病やその予防に大きな力を発揮します。



●アーモンドの抗酸化パワー
アーモンドには、ビタミンEとポリフェノールの2種類の抗酸化物質が豊富に含まれています。ビタミンEの含有量は、食品の中でずば抜けています。ポリフェノールはアーモンドの皮に多く含まれています。専門家によると、アーモンドの全体的な抗酸化パワーはこの2種の相乗効果で引き上げてられています。アーモンドは、酸化の害から身体を保護する味方です。



●研究上の生活習慣病への効果
現在も様々な生活習慣病に関する研究が行われていますが、動脈硬化症の成因についてはＬＤＬ（悪玉）コレステロールの酸化が注目を集めています。アーモンドの持つ抗酸化パワーも、その研究対象のひとつです。トロント大学のデ−ビッド・ジェンキンズ博士は、アーモンドの抗酸化パワーが悪玉コレステロール酸化することを減少させることによって悪玉コレステロールが動脈壁へ浸透することを防ぎ、冠状動脈疾患の危険性を軽減する可能性があるという研究発表を行いました。

またカリフォルニア大学デイビス校の研究によると、アーモンドとその皮に含まれるビタミンＥとポリフェノールが、心疾患やある種の癌の抑制効果があるほか免疫機能を高める可能性があることが分かりました。アーモンドを食事に加えることで、血漿内α-トコフェロールが増加し抗酸化能力を高めるという結果がでました。



●アーモンドの優秀さ
アーモンドに含まれるその他の栄養素も、生活習慣病に大きな力を発揮します。一価不飽和脂肪酸は、総コレステロール値と悪玉コレステロール値を下げる一方で、血液中の不純物を排出するHDL（善玉）コレステロール値は維持するため、心疾患などの生活習慣病の発症リスクを低下させると言われています。専門家によると「コレステロール値1%の低下が、心疾患リスクを2%低下させる」との研究結果があります。例えば、健康的な食事の一環としてアーモンドを取り入れてコレステロール値を200mg/dlから190mg/dlへと下げると、心疾患発生リスクは10%減少します。また悪玉コレステロール値を下げる力が、動脈硬化の発症予防にもつながります。

更に、アーモンドにはフィトケミカルという心疾患や脳梗塞、冠状動脈性疾患を防ぐ効果の高い栄養成分も含まれています。アーモンドに含まれる栄養素の特定と、それらの働きに関する様々な研究は現在も続行中です。健康維持、生活習慣病の予防にアーモンドを取り入れた食生活は重要な意味をもつことが数々の実験によって証明されています。

アーモンドをお菓子やお料理に加えると旨みやこくが増すだけでなく、栄養バランスに配慮した一品となります。アーモンドは様々なビタミン・ミネラルを豊富にバランスよく含み、高血圧や高コレステロールなど、生活習慣病予防に効果があります。





《栄養素》
■アーモンドはオレイン酸がたっぷり
アーモンドに含まれる脂肪分の約70％はオレイン酸。オレイン酸をはじめとする一価不飽和脂肪酸には、善玉コレステロールを保ちながら悪玉コレステロールのみを減らす働きがあります。コレステロールバランスを整えることは、生活習慣病の予防に効果的です。

■アーモンドは「若返りビタミン」ビタミンEの宝庫
アーモンドはビタミンEの宝庫。アーモンド23粒（約30g）で、日本人成人女性の一日のビタミンE必要摂取量がまかなえます。ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、血行を促進するほか、活性酸素（フリーラジカル）による細胞の酸化を防ぎ、体の老化を防止します。

■アーモンドはミネラル豊富なバランス栄養食品
アーモンドは、日本人が不足しがちなカルシウムや、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルをバランスよく豊富に含んでいます。カルシウムはマグネシウムがなければ骨を作ることができないため、骨粗鬆症の防止にはこの両方を同時に摂取することが大切です。アーモンドなら同時にカルシウムとマグネシウムを摂ることができます。

■アーモンドは食物繊維もたっぷり
アーモンドは食物繊維もたっぷり含んでいます。100ｇ当たりの食物繊維は玄米の3.5倍で、アーモンド15〜20粒（約23g）で玄米一杯半の食物繊維が摂取することができます。食物繊維は腸の働きを高め、便秘の解消に効果的。アーモンドなら、スナック感覚で手軽に食物繊維を取ることができます。

■アーモンドはポリフェノールも含みます
最近話題のポリフェノール。活性酸素（フリーラジカル）による細胞の酸化防止に有効とされ、老化防止や生活習慣病の予防にも効果があると注目されています。アーモンドにはこのポリフェノールも含まれています。

カルメンチャキ ｜MAIL

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