女の世紀を旅する
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2003年08月18日(月) 《 恋愛について 3 》 (世界の文学者の格言)

《 恋愛について 3 》 (世界の文学者の格言) 











1 みずから苦しむか,もしくは他人を苦しませるか,そのいずれかなしには恋愛というものは存在しない。(アンリ=ド=レニエ『どんく』)







2 恋愛とは女が男を追いかけることにほかならない。女の方はじっとしているのだから,女は男を待っているかのように見えるが,それはクモが無邪気なハエを網のほうへひきつけるのと同じやりかたなのだ。
(バーナード=ショー)







3 人は,恋をして初めてすべての子供らしさから脱皮する。この革命がなければ,気取りや,芝居気がいつまでも抜けないだろう。
         (スタンダール『恋愛論』)







4 恋愛の楽しみは愛することにある。したがってわれわれは恋ごころを起こさせるよりも,恋ごころをいだく場合のほうがいっそう幸福である。  
       (ラ=ロシュフーコー『箴言と考察』)







5 恋愛は結婚よりもひとの気に入る。小説は歴史よりもおもしろいという理由からである。 (シャンフォール『箴言と随想』)







6 恋というものはなんと恐ろしい情熱だろう。それなのに,世間のうそつきどもは,恋をあたかも幸福の源泉のように言っている。 
       (スタンダール『パルムの僧院』)





7 恋は最も変わりやすいと同時に最も破壊しにくい,不思議な感情である。それは変形し,風化し,散逸する。しかし心のなかを分析したり,また追憶したりすると,それはふたたび完全な形に組み立てられ,構成させられるのである。  (アンリ=ド=レニエ『どんく』)





8 恋はおそく来るほど烈しい。(古代ローマの詩人オヴィディウス )





9 男は年をとるともう与えるものがなくなり,ただ受けとるばかりである。恋人を愛するにも,恋人の内にある自分を愛する。それに反して若い年ごろには,自分の内にある恋人を愛するのである(バルザック『谷間の百合』)






10 男は自分を愛してくれなくなった女に対して激昂するが,すぐにあきらめる。女は捨てられるとそれほど騒ぎたてないが,長い間慰められない思いを胸にいだく。(ラ=ブリュイェール『人さまざま』)






11 男はみんな嘘つきで,浮気で,偽もので,おしゃべりで,偽善者で,高慢かそれとも卑怯で,見下げはてたものであり,情欲の奴隷だ。女はすべて裏切り者で,狡猾で,見え坊で,物見高くて性根が腐っている。しかし人の世にはただ一つだけ神聖な,崇高なものがある。それはこんなにも不完全で,こんなにも醜悪な二つのものの結びつきなのだ。(ミュッセ『戯れに恋はすまじ』)






12 愛されていることの確信は,内気な人をも自然な状態にすることによって,その人に多くの魅力を与える。 (モーロア『会話について』)






13 過ぎ去った恋の思い出は,それが強く記憶にとどまっているときには,恋をしていたときに劣らず魂を奪うものである
(ジャン=ルイ『愛するひと』)




14 ひとは自分が幸福にしてやれる女しか愛さない。
       (アシャフール『ぼくの金髪娘のそばで』)





15 恋人同士の喧嘩は恋の更新である。(テレンティウス『アンドリア』)







16 時間は友情を強めるが,恋愛を弱める。(ラ=ブリュイエール『人さまざま』)






17 ひとは彼女の会話のために彼女を愛するのでない。彼女を愛するがために,その会話を好むのである。(モーロア『会話について』)







18 恋する人はすべて二重の孤独のなかに住んでいる。(ノワイユ夫人『死者生者』)






19 恋する男女は,恋することによって言葉を失うものです。
        (亀井勝一郎 『愛の無常について』)






カルメンチャキ |MAIL

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