女の世紀を旅する
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2003年07月24日(木) |
夏相場を読む 私の注目銘柄 |
●「夏相場を読む」 2003.7.24
外人買いで出来高が10億株を越えたこの1カ月間,東証は急伸し,ハイテク株も仕手株も低位株も大幅に上昇した。今後どうなるか,1万円台に乗せることが可能なのか否か,投資家たちは固唾をのんで見守っている。
何年かぶりで相場が活気づいてきている。不景気の株高現象が続いてますが日経平均を分析しますと週足ベースで一目均衡表で雲入りしたのは2002年の4月以来のこと。
この時は5月に12081円の高値をつけたが上雲があと少しといった処まで上昇したものの抜けなくて下落しましたが今回の上雲は1万飛び台ですが、その前に昨年高値の9320円が第一関門、そして第二関門が9700円近辺。それを難なくクリアした。
これを抜ければ上雲である1万0070円近辺を抜けるか否かになりますが意外に強い相場だけにひょっとしたらひょっとするかと思われたが,計ったように7月10日に1万0070円をつけてから下落基調にある。
やはり、この1万0070円を抜けなかったことで日柄調整入りとなってしまい問題はこれから再度1万円台回復があるか、否となってきてます。
ここからの投資戦術は下値目途9200円近辺、上値目途不透明として臨むことが賢明ではなかろうか。株価の好循環は市場が上がれば買い物が入り、買い物が上がれば市場が上がるという相場習性があります。 しかし、この相場上昇好循環も一旦、反落となれば再び景気悪化とか銀行売りの需給悪化などから失望売りが出て株を投げさせられることになり、売るから下がる、下がるから売るの悪循環に陥るもので、このところに反落は安易な期待感が裏目にでた格好となってきている。
マスコミ等で株価が下がったと大騒ぎすれば底を打ち、株価が戻ったと大騒ぎすれば天井をつけるのがこの世界の習いですが基本的に今年11月20日頃の衆議院選挙までの「反落買い」に徹するのがベターではなかろうか。
選挙年は高い!とは日米とも選挙で勝ちたい一心から見せかけの景気回復を株価上昇で操っているとしたうがった見方もある。実際にもブッシュ政権の減税 など景気対策によるNY市場高と、小泉政権の<りそな救済>の金融危機回避など政府が選挙対策で必死に株価を支えているのは見え見えです。
今回の1万円台回復相場では古河電工,NEC,富士通,ソフトバンクなどハイテク株が急反騰して、ハイテク株の復活を印象づけたものですが、元々ハイテク株は高値から大幅安になっており、目先のリバウンド狙いが相場を勢いづけたとみることができる。
現在の段階ではまだ「期待」の段階であって、外人買いが止まって銀行・保険売りが出れば時価からまた半値の急落のリスクが残っており,油断は禁物である。
一方の1万円台乗せ前に市場を活気づけた仕手系株は、泰山グループが「ルック」の2,000円台乗せから、目標値達成感と大幅に担がれた売り方の「解散情報」など揺さぶられて反落する銘柄が目立っているが、解散説はそもそもこの泰山グループは総師の旧会員など周辺筋の連合体で、それぞれが自分の手持ち銘柄を”推奨”させるので戦力が分散し、実態は地場のディーラーなどちょうちん買いで株価が急騰したといういきさつがあります。そのディーラーがハイテク株に乗り換えたので今回,泰山銘柄が反落してしまったわけだが、総師筋は「ルック」など数社に絞っており,これらが堅調のうちは仕手銘柄もそう簡単には終息はしないと思われる。
ここ相場は、しばらくは「仕手系材料株」低位仕手株が「企業再生関連銘柄」という形で賑わいそうであるが,場合によってはハイテク株や銀行株が再び再人気化する可能性もある。
●私が注目している9銘柄 (7/24現在) 高配当銘柄が中心
7/24 東証9671円(+55) T0PIX945(+4)
プラネックス 197000円 配当2.5円 利回り1.3%
大都魚 137円 配当5円 利回り3.65 高利回り.130円が岩盤
アドアーズ 159円 配当5円 利回り3.14
東北エンター 200円 配当11円 利回り5.5% 抜群の高利回り銘柄.注目
セ タ 275円 将来化ける銘柄
クラボウ 161円 配当4円 利回り2.48% 出遅れ顕著
平安レイ 498円 配当17円 利回り3.4% 来期収益が急伸
ベスト電 410円 配当15円 利回り3.65% 高利回り.400円が岩盤
三栄コーポ 341円 配当8円 利回り2.4% 来期収益が急伸.中国関連
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