ふうこの英国留学日記-その後

2002年04月10日(水)

昨日は疲れて早めに寝たが、イギリスの友達から携帯に電話があり、2時近くまで話してしまった。ああ、なんで私はこんなに話し好きなのだろう・・・・
また、朝、6時半にはMの目覚ましがなり、目が覚める。ベッドのなかでうだうだしながら一時間。7時40分頃起きだし、朝ごはん(パン、イチゴ、オレンジジュース、チーズ)を食べ、8時半頃出発。今日は雨もあがって、まだ曇りだが、天候は上り調子の様子で嬉しい。しかし、寝不足と疲れのせいかなんだか元気のない私・・・
今朝はドゥカーレ宮殿の前集合で、ケイトがこの有名なファサードについて説明する。その後、皆でチケットを買って中に入り、(ここで私ははぐれてしまい皆を待たせて恥ずかしい思いをした)今度は、フィオナが中庭にある、塔や階段の装飾などについて説明。フィオナの説明はいまいち、わかりずらく、途中ケイトが何度も助け舟を出していた。
その後、みんなでパレスの中をマギーの説明で回る。ティントレットやヴェロネーゼ、ティシャンなどの傑作をベネツィアの政治的・外交的意味を踏まえて見ていくのは面白かった。外国の大使と謁見する間には、ドージェ(提督)とベニスがいかに敬虔なクリスチャンであるかを強調するためにドージェがマリアやキリストに対してひざまずいている絵を置き、選挙結果や議決を待つ大会議室には待ち時間の長い議員たちを飽きさせないために、イエスやマリアはもちろん、すべての聖人を描いた天国の図やベニスの勝利を描いた、美しいベニスを象徴する女神を囲んだ絵など、天井や、壁面全面にわたって巨大なパノラマの油絵が飾ってあったりするのは、それぞれの役割がきちんとあって面白いと思った。
午前中3時間以上ぶっ続けで説明を聞き、立ちっぱなしで疲れたところで解散。その後、ドゥカーレの牢獄を見たあと、昼食の場所を探す。サンマルコ広場からアカデミア方面へ歩き、美味しいそうなケーキやさんを見つけ、今晩のデザートにチーズケーキを買う。その近くで素敵なバールを見つけて、そこでスパゲッティボンゴレを食べる。このバールはかなりレベルの高そうなレストランに併設されていて、パスタだけはレストランの厨房で作ったものが運ばれてくるらしく、かなり美味しかった。たっぷりのぷりぷり新鮮なアサリを食べるのは日本で食べた以来。
その後、またその近くのインターネットカフェに行き、メールをチェック。UEAのいくつか大事なメールが来ていた。ここは日本語も使えたし、学割がきいて安かったので、また来たいと思った。
その後、Mと別れて、姉にメールで頼まれた財布を買うべく、某皮革ブランドに寄る、買い物の最中にベニス在住のHさんから電話。5時にお茶をしようということになる。電話のあと、姉のための財布を選び終え、その後、音楽を聞きながら休憩したかったのでサン・マルコ広場のカフェ・クアドリでエスプレッソ。のんびりしいたら、そこで日本の彼から携帯に電話がかかってきて、長電話。ちょうど、彼に葉書でも書こうかと思っていたところだったので、嬉しかった。
天気も午後はすごく良くなって、これこそベニスという感じに、サン・マルコ広場は輝いていた。待ち合わせの橋のたもとまではゆっくり歩くのを楽しみ、その場について、ぼーっとしてると、Hさんに声をかけられる。彼女はもともと私の姉の友人なのだが、遠くからでも、姉と同じようなオーラをだしているので、すぐに私だとわかったという。
彼女と一時間ちょっと話した後、彼女の仕事関係の用事で月貸しのアパートを見に行く、安いが、微妙に変なアパートだった。彼女が以前、うちの姉のために探してくれたアパート(初めてベニスに来たとき、私もそこに滞在したので)がいかによいものだったかということを改めて感じた。
7時過ぎに彼女と別れてジュデッカのアパートに戻り、晩御飯を作っていたら、Mが帰ってきた。私の晩御飯はまた、ナスとベーコンときのこのパスタ。夕食後は紅茶と一緒に買っておいたケーキを楽しむ。
その後シャワーを浴びて、Mとおしゃべりをして1時就寝。


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