ふうこの英国留学日記-その後

2002年04月09日(火) 凍える日々

同居人Mの目覚ましが6時半に鳴り目が覚める。
眠かったので、私は目が覚めたあともベッドでだらだら、Mは起きてさっさと朝食を作って食べていた。7時半すぎに、起き、朝食、出かける準備。信じられないくらい天気が悪い。外に出ると、横殴りの風雨。ヴァポレットに乗り、9時過ぎ今朝の集合場所ベネツィアの造船所アーセナルのゲートに着いたら、みんなもう集まっていた。
ここについては雨の中クリスチャンが説明する。雨がひどく話をじっくり聞けないので、まずゲートを実際に見ながらだいたいの説明が終わると、近くのカフェへ集まって、質問とマギーの講義の時間を持った。
その後、皆でサン・マルコへ行き、またさらにひどくなる横殴りの雨のなか、リチャードがサン・マルコ寺院の前の台にのって、演説のように傘もささずにプレゼンを行なう。
ずぶぬれになったリチャードの説明が終わると、皆でサン・マルコ寺院の中に入り、内部の装飾とモザイク、宝物館とパ・ドーロ(黄金の衝立)を見学。
見学を終えて、寺院の外へ出ると、混んでいるのとひどい雨とで、マギーもみんなに説明するのを諦め解散になった。夕方に集まったときにまとめて質問と講義をするという。
冷え切った体を温めるため、ピザの昼食をとり、その後、資料を買うためにまた、本屋へ。
その後、落ち着いたカフェを探して歩き、午後の集合時間までカフェで資料を読む。が、眠くて、全然勉強は進まなかった。
また、午後見学予定だったサン・ザッカ―リアに5分遅れで集合。ここは、ほぼ全員集まっていた。
今度はイアン(15世紀イタリア美術が専門の講師)も来ていて、彼の説明を聞いた。とてもわかりやすく、満足。サン・ザッカ―リアがもともと、尼僧のための古い教会だったのがルネッサンス期に増築して大きな教会になったというのがとても面白かった。
今日のテーマとしてはレリクアリー(Reliquary聖遺物)が いかに中世のキリスト教世界では教会や都市にとって重要なものであったかということ?があった。
教会を出て、またまた皆でカフェに入り、質問と講義の時間。テラス席の端に座っていたので私の背中はびしょ濡れで寒くなってしまい、雨と風にまみれて話しに全然集中できなかった。
解散後、クラス解散後、1人になって日本とイギリスとイタリア国内の知人に電話をかけ、その後、スーパーに日用品と食料を買って、アパートに戻る。
ズッキーニとトマトのパスタとMの作ったスープとサラダで野菜たっぷりの晩御飯。今日は早めに寝よう。


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