2002年02月09日(土) |
孤独に慣れるということ |
今日は土曜日、昨日飲み会(Party?)を二軒はしごした私が、寝たのは3時過ぎ。 起きたら、昼の12時でした。
部屋の片付けをしてあと、洗濯、つまりコインランドリーに行く。両手いっぱいに洗濯物と洗剤をいれたビニール袋を持って、徒歩8分くらいの距離を歩く。
洗濯は25分で260円くらい、乾燥は量にもよるが40分で240円くらい。 洗濯機に放り込んだあとの25分の間に、サンドウィッチを買ってブランチ、その間にもゼミの資料に目を通す。
洗濯機から乾燥機に洗濯物をを移して、さあ、これから40分、というときに、たまたま、夏の間の語学コースで知り合った、ライアンがとなりで乾燥機に衣類を突っ込んでいるところで目が合った。
ライアンはビジネスマネージメント専攻の上海人で、なかなかのナイスガイ。お互い40分待たなくてはいけないのは同じで、天気もいいので、一緒に散歩でもしようということになった。
コインランドリーのそばには湖があり、そのほとりを歩く。私はこんなに寒くなる前は、1人でよくこのあたりを散歩していた。彼は初めてだという。
−どうして、気持ちいいのに。もったいない。 −だって、1人で歩くのは淋しいもの。僕は1人になるのは嫌い。
湖にはいっぱい水鳥がいて、それを眺めるのが私は好きだ。
−ほら、こんなにいっぱい鳥がいるから、淋しくないわよ。 −鳥が友達なんて・・・
−上海に残してきたGFが恋しいんでしょ?
と聞くと、
−なんでわかるんだよー
と照れる。彼の左手の薬指には銀の指輪が光っている。
−僕はもう、イギリスに来て、半年になるけれど、まだ1人でいることに全然慣れない。他の友達がなんで、部屋で1人で過ごしたがるのか、僕には理解できないよ。明日は中国のお正月だっていうのに、僕は両親やGFを恋しく思いながら過ごすんだよ。
−淋しいだろうけど、独立心を養ういいチャンスだよ。
と答える私は孤独に慣れたのだろうか? 独立心は昔より養われたのだろうか? 彼のように、人恋しくてたまらない夜もある。やり場のない、孤独感にさいなまれることもある。 孤独に慣れることは必要なのだろうか? ただ、私がイギリスに来て思ったのは、誰といても、どこにいても、私は孤独からは逃れられないのだということ。 孤独であることは時に、かなり辛い。しかし、基本的に私たちはこどくな存在である。 孤独感をどうあつかっていくかということは、その人の生き方が現れるところのように思う。
|