2002年02月06日(水) |
ヨガクラブ − Unconditional Love |
この大学にはさまざまなサークルがあり、私は隠れて学内最大のサークルであるヨガクラブに入っている。
クラブといっても、カルチャーセンターのように、週に一度(私の場合は水曜日の夜、曜日時間別に現在10クラスぐらいある)ヨガのクラスに参加するだけで、別に他になんの活動をするわけでもない。
しかし・・・、私はここイギリスでヨガに目覚めてしまった。 友達の誕生日パーティーをしたせいで、一週間抜けてしまったら、体がなにかつらい。そして、二週間ぶりにヨガをやったときのあの気持ち良さ。
ヨガは簡単に語れるようなものではないと思うので、詳細は書かないが、私が一番好きなのは、レッスンの最後にある、メディテーションあるいはリラクゼーションの時間。
目を閉じて、先生の声に導かれ、深呼吸を何度かしているうちに、体のなかが静かになっていく。気持ちが落ち着かないときは、自分の仲にある泉に波がたっているように感じるが、だんだん落ち着いていく過程で、その水面がしずかになっていくのを感じる。
体の中の水分が静まりかえると、寝ているような状態なのに、自分の精神の存在を逆に強くはっきり感じる。意識だけが覚醒している状態。
「宇宙のエネルギーがあなたの体に流れ込んできます。あなたは白い明るい光に、温かくあなたを守る、絶対的な愛に包まれています。」 と先生がそっと導く。
ここが私にとっても、ヨガ教室のクライマックスで、毎週先生が Unconditional Love と口にするのを心待ちにしている自分に気がついた。
このとき、目を閉じて、宇宙の中で、自分はなんて心もとない存在なんだろうと漂うように感じながら、ただ、その覚醒した意識のなかで、自分の存在を確認できるような気がする。
それは、自分がここにいる、いきて存在するということを確認する行為であり、先生がUnconditional Love と口にするとき、存在するということ自体が絶対的な愛の力ような気がして、私はなんだかほっとするのだ。 私も愛されている存在なんだというように思えるから。
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