minimum maximum
ねこのひげは、バランスよく。

2002年02月08日(金)

バイト五日目。
相変わらずの夜型生活は改善されないけど、ようやく6時起きにも慣れてきたかな。
今日はM崎さんと早番で、なかなか順調な滑りだしー・・・と思ったら、
金庫が開かないわ、プリントは真っ黒に仕上がっちゃうわでわやわや。
プリントマシンのセットアップはあたしがやったから、
もしかして変な操作しちゃったのかなーって、ちょっと落ち込んでたら、
M崎さんが、あのアクのない笑顔で励ましてくれた。
たまたま地区長が来ていて、ちょちょいと直してくれた。
どうやらあたしのミスではないようでめちゃくちゃホッとしたよ〜。
伝票書きとかお金の処理とか、覚えがいいと褒められて、普通に照れました24歳。
けど、まるでちっちゃい子が一人でおつかいできたことを褒めるような口調だったなぁ(笑)。

自分でも、少しずつ余裕が出てきたなと思う。
だけどいつもあたしは、慣れてきたときに大きなミスを犯す前科持ちなので、
初日の緊張感は完全に緩めないようにしないとね。

太陽にようやく元気が出てくる時間に今日も退社。
いつもならうちへ向かって渡ってしまう横断歩道を、今日は渡らずに図書館へ。
家を出るときいつも、早く帰って二度寝しようっと!なんて考えているのに、
帰るのなんてもったいないって思ってしまうのって、やっぱり貧乏性???

荒木スミシさんのサイトのエッセイに出てきた作家さんで、
ちょっと気になっていた素樹文生さんの本を手にして、ページを開いてみた。
くぅー、なんていうか心臓が困ってしまった。
あたしが日頃から考えていて、でも上手く言葉にできなくて表現できなくて、
もどかしさを感じていた想いが、きちんと文字になって響いてきたから。
図書館であることも忘れたように、たぶんあたしの目は潤んでいたと思う。

あたしの思いや行動は、周囲の人間にしてみたら単なるわがままなのかもしれない。
けれど、「きちんと」「さすらう」ことを決めた素樹さんの言葉はなんだか優しかった。
単調な幸せに麻痺してしまうことなく、自分の気持ちに気付かないフリができなかった彼。
もちろん、あたしだって単調な幸せに憧れることもあるし、今だって結構幸せかも。
ただ、なにか足りない気がする。なんとなく。
その足りなかったものが、この本にはあふれていた。たくさん。
こういう大人と話してみたい。

夜は、スミダ君たちのCDジャケットに入れるロゴマークを考えた。
デザインってやっぱ難しい!!
あーだこーだと言いながら出てくるのは、なんだかどこかで見たようなものばかり。
でも楽しかったなー、こういう作業はやっぱり大好きだ。


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ひろ [MAIL]

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