風のひとり言
kaze



 子どもの記憶

今日は地元神社のお祭りのために、
昨年まで住んでいた埼玉までお出かけ。

かつての家の前を通ると・・・
ほとんど外装は変わっていなく、
当時のまんま。
女房と二人で塗った塀もそのままの状態である。
見ていると・・・懐かしさがこみ上げてきた。
長女も長男も懐かしさに歓声をあげていたが・・・
次男@4歳だけは妙にクールな対応(笑)
「ここわかる?」と聞いてみると、
「知らない」との返事。

まぁ当然と言えば当然なのだろうが、
3歳まで住んでいた記憶、
1年前の記憶すら、
幼児の記憶回路からは消えていくものなのだろうか。
後から後から洪水のように押し寄せる情報の前には、
過去を振り返る材料など必要がないのか?
忘れた・・・というのが正しいのかもしれないが、
それにしてもなんとなく切ない瞬間・・・
まぁそれを、「可愛そう」とか「切ない」とか思ってしまうことこそ
こちら側のエゴかもしれないけれど・・・

引越し後まもなくの頃、
「ここは僕の家じゃない!」って涙ぐんだあの次男の姿も
今日の次男には重ねることが出来ない。
あの時の感性すら既に風化していったのかもしれない。

記憶システムって・・・そんなもんかな・・・

 



2003年04月20日(日)
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