風のひとり言
kaze



 退社理由

関連会社に新人が入社。
上役となる主任が社内を案内しながら連れ歩く。
その3日後・・・
「僕には向いていません」と言い退社・・・
おいおい・・・なんなんだまったく(笑)

それにしても、近年こういった事柄が増えているような気がする。
自分が年を取ったのか、若者の考え方がかわったのか、
もっとも自分らの新人時代も、あっさり辞めていった奴はいたけどね。

それでも昔は、辞める理由についても手が込んでいた(笑)
例えば近親者を殺す場合(爆)
「誰それが亡くなったので、その手伝いに行きます・・・」
結局、葬式の手伝いに出かけたまま戻ってこず、上司が電話を入れると「辞めます」
実はこの手を、会社を休む時に使ってたツワモノもいた。
仕事が忙しくなる頃になると、近親者を殺してしまう(笑)
最初のうちは信じていたけれども、そいつの親戚は何人死んだ事か(爆)

風邪で寝込んだまま辞めていった奴もいた。
何も言わずに無断欠勤したまま辞めていった奴も。

今までで最強と思っていたのは、もう15年位前のことだろうか。
当時、仕事場と事務所が隣り合ったビルで作業をしていた。
深夜まで作業が及び、夜中2時ごろだったか、
「すいませんちょっと事務所に行って来ます」と新人。
そのまま戻ってこなかった。
4時近くにようやく作業も終わり、先輩と事務所に戻ってみると、
上司の机の上に紙が一枚。
原稿用紙の裏に書きなぐられた文字・・・しかも赤マジック使用(爆)
「もう耐えられません。辞めさせて頂きます」
なんだかね・・・そんなに簡単に諦めちゃうんだよね。

先日は退社最短記録まででた。
なんと初出社当日!しかも・・・午前中の2時間のみ!!
たかが2時間・・・しかも会社概要などの説明だけだと思うが、それで辞めるとは、
なんと簡単な事か(笑)

それにしても・・・最近は堪え性がないのだろうか・・・
いや、それにも増して、みんな簡単に自分を分析しすぎに思う。
自分の未知の可能性を広げることなく、いともあっさり「向いていない」と判断してしまう。
少なくとも、興味を持った業界であるからこそ面接を受け、一度は入る気になったのだろう。
どこの世界でもそうだが、それでは続けると言う事が困難になる。
結局は社員として一会社に留まる事が出来ず、
フリーターとして不安定ながら好きな事を色々やっていく事の方が楽だと思うんだろうな。
特にこの業界・・・興味本位の人が多い。
そしてそれは決して悪い事ではない。
興味を持つことから全ては始まる・・・
ただし、たったの半日、あるいは3日で何がわかる?
仕事と言うのは、楽しい事、面白い事ばかりではない。
辛い事苦しい事など沢山あるし、それをみんな乗り越えていているんだけどね。
自分の可能性を試す事をせず、「今の自分」が自分の全てと思い込んでいるのかもしれない。

そうは言いつつ・・・これが若い人との間に起こる年齢的なギャップなのかなぁ・・・

2002年10月23日(水)
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