徒然草日記...至都

 

 

過労死の意味するもの - 2002年02月27日(水)

過日耳鼻咽喉科の一研修医が過労死をした。との報道があった。
昨日の新聞で彼の「過労死」が認定され
総額1億円余りの賠償金が支払われる形になったそうだ。

個人的感想をひと言「あまい」

超過勤務時間が月270時間を越える状態が続いた。というが
そんなの職業柄誰もが当たり前にこなしていることだろう。
元々身体が丈夫なのが大前提。
ヒトより並より丈夫で健全な肉体と精神なくして
其の仕事を職業選択する資格無し。

どんな職業でも始めが肝心。鉄は熱いうちに打て。である。
最初の修行時代に
肉体的にも精神的にもギリギリの処まで踏ん張れなければ
きちんとした美しい形をとることはできない。

溜まった疲れやストレスを上手に吐きだし消化できなければ
一人前の社会人として社会生活を送ることはできないだろう。
或は自分のホントのピンチの時
それを自ら察して周囲に伝えることができないのも
社会人としては問題のあることだろう。

過労死した方達は御気の毒だと思うが
「死」に至る前に自ら何らかの手段を講じることができない。
という事の方が本来憂えるべきことではないだろうか。



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