徒然草日記...至都

 

 

五輪の醍醐味が奪われる - 2002年02月26日(火)

様々な疑惑を生み波乱と混乱に満ちた
近年稀にみる厳戒態勢下で開催された冬期五輪が閉幕した。

疑惑の渦中にあるスケート競技であるが
早くも唯一有色人種が多く活躍しているショートトラック
の五輪採用取り消しの噂が浮上している。
同様に疑惑がありかつ疑惑の源となった
フィギュアではない処が興味深い。

フィギュアは競技人口も多く人気も高い。
というのがその主たる理由らしい。
つまりショートトラックは競技人口も少なく人気が低いので
採用を取り消しても大きな問題は無かろうという判断らしい。

五輪では往々にして普段見慣れない競技
つまりその時だけ途端に注目されるという競技がいくつかある。
そしてそれを契機にその後その競技に注目するという事がある。
此れは五輪の醍醐味の一つであると思う。

従って競技人口が比較的少なく
普段所謂日の当たらない場所にあるような競技こそを
五輪で採用したほうが
その競技に対してもそれを観る観客に対しても
選りよい結果を生むのではないだろうか。

疑惑を疑惑として解明せず、
競技の駆け引きを駆け引きとして判断できず
ただいたずらにダーテイな印象と決めつけて
弱者を排除するようなやり方は
個人的に不快であり賛成しかねる方針だと思わざるをえない。





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