徒然草日記...至都

 

 

無色人種の祭典・冬期五輪 - 2002年02月21日(木)

巷を賑わす冬期五輪も残すところ後5日間ばかり。
今年も、いや今回は、
真に審判の権威が地に落ちた形になっている。

フィギュア・スケートのペアの判定が覆ったのが
そもそものケチの付け始めた。

そもそも純粋にタイムだけを競う競技以外が多い。
またその判定は往々にして
審判の好みが反映されやすい側面を持っている事は
決して否定できない周知の事実である。
更にその判定が、地元に有利に働いたとしても
此れも今までは「地の利を活かした」などと云われ
肯定されてきたことだ。
そして、一度出た判定結果は覆されないのが大前提であった。

にも関わらず、今回はそれが大きく翻ったのだ。
此れが審判の権威失墜でなくて何であろう。
毎回何らかの形で疑惑の判定があっても
一度出たものが覆されないという事実が
かろうじて審議の権威の揺らぎを押さえていたのだ。

其の証拠に現在も各国からの判定意義申し立てが後を絶たない。
かといって
日本や韓国などの言い分は相変わらず全く聞き入れられない。

かつて冬期五輪女子フィギュアで
仏ボナリー選手という黒人の方がいた。
傍目に見て肌の色を良く活かし
ブラック・イズ・ビューテイフルな演技であった。
にも関わらず、
彼女は最後まで公正とはほど遠い処で審議され評価された。

陸上競技で驚異を誇るブラックな方々は
何故水泳やスケートに進出しないのかと常々疑問に思っている。
未だに有色人種への風当たりが冷たい現状が維持されている。

何故なら冬期五輪は平和や平等などという看板とは裏腹に
無色人種のための祭典であるからだ。



...




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