時々管理日誌
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2016年08月18日(木) シン・ゴジラ

今日、シン・ゴジラを観てきました。
実は、二回目。
よく意外だと言われるんですが、私、昔からゴジラがとても好きなんです。

でも、私、同じ映画を二回見に行ったのって、どんなに面白い映画でも、初めてかも知れない気がします。
大昔、映画館が入れ替え制じゃなかった頃は、一日居座って同じ映画(アニメ限定)を何回も見たけど、それ以来かも……。
それくらい、今回のゴジラは良かった!

そして、二回目でも全く面白さが減らないのがすごい……。
ストーリー自体はいたってシンプルなので、ストーリーを知ってるから面白さが減るということがないんですよね。
なにしろ、『ゴジラが来たから戦った』という、ゴジラ映画であるからには当然の内容しかないので(笑)

で、ツイッターで興奮のままに感想を書こうとして、ネタバレが心配になってやめたのですが、ツイッターではなく日記に書けば読みたい人だけ読むかと思って、こっちに書きます。

というわけで、以下、若干ネタバレあり……かもです。
あと、途中までツイッターで書きかけたのの続きだから、ちょっと、ツイッターでの独り言口調が残ってて、普段の日記の口調と違うかもしれないけどご容赦ください。

一回目は、もう、とにかく圧倒されて、画面を追うのに精一杯だったんですが、二回目なので、一回目に見落とした細かい部分もいくつかチェックしてきました。
最初の会議の時に『農林水産大臣は外遊中で欠席』ってテロップが出てたのはこういうわけだったんだとか、電気屋のシーンで、テレビがほとんど全部ニュースをやってる中で一局だけ(当然テレビ東京と思われる)アニメをやってるとか(笑)
夫情報によると、そのアニメは、庵野監督の奥さんの安野モヨコさんの漫画をわざわざそのためにアニメ化したものなのだそうで……。
たしかに、エンドロールでそのアニメのタイトルとか製作担当も出てきてました。

あと、一回目の時はそれどころじゃなくてあまり気にしてなかったけど、確かに、ツイッターに流れてきた誰か知らない人の感想で言われていた通り、いま流行の『日本すごい』的な要素は多分にあったんだけど(「この国は愛されているわね」みたいな若干気恥ずかしいセリフがあったり(^_^;))、個人的には、この映画に限ってはそれもまた悪くなかった気がします。

というのは、あれは、単なる『日本すごい』ではなく、『人間すごい』だと思うから。
ドイツの研究機関が、スーパーコンピュータを繋げて解析に協力してくれと言われて、データを盗まれると危惧する人もいる中、ヘッドの『人間を信じましょう』の一言で承諾するシーンが象徴的。
作中で、人間への信頼を高らかに謳ってみせて、それが気持ち良かったんだと。
『人間は成長するし、底力を持っていて、信頼に値する』という美しい理想を見せてくれたんだと。
そういうエンターテイメントなんだと。
絵空事といえば絵空事なんだけど、エンターテイメントの中でくらい、そういう美しく心地良い絵空事が描かれたっていいじゃない。

(追記 書き忘れてた。そういう絵空事を、リアルなディテールの上に積み上げてくれたところが良かったと思います)

でも、たぶん、監督らが本当に描きたかったものは怪獣が暴れる絵面であって、そんなテーマはオマケ?飾り?(穿った見方をすれば、今この時に震災を連想させるフィクションを撮ることに対するエクスキューズ的な面もあったりとか?)と思うんだけど、こっちも怪獣が暴れるところが見たくて見に行くんだから、それでいいのだ!(笑)

(以下、さらにネタバレ?)

ちなみに私は、ゴジラ第二形態、通称『蒲田くん』が特に好きです!
蒲田くんの、愛嬌のある動きやキモ怖カワイイ造形が好き……v

さらに追記
あと、私の感想は、↑の件(理想を描く云々)がメインというわけじゃないです。
たまたま、他の人の感想を読んで触発されて、↑のようなことを思ったってだけ。


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