時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
サイト運営や創作について、日々の雑感など。

2016年07月28日(木) サイト15周年&本日の更新

当サイトは、本日、開設十五周年を迎えました。
今まで訪れてくださった皆様、ありがとうございます!

ここが、ほとんど更新のない倉庫サイトになって、何年たつだろう……。
イルファーラン物語の完結が2005年末だから、活発に更新してたのはその頃、あるいは、その後しばらくの、里菜竜本体を更新していた頃まででしょうか。
15年のうち、活発に更新してたのは最初の5年だけで、あとの10年は半休眠サイト……でしたが、あらためて更新履歴(なんか表示がガタガタだけどご容赦ください……(^^ゞ)を見てみると、その後も、まあ、ぽつりぽつりとは更新していますね。
一年間全く更新が無かった年は、一応、無いらしいです。

今後も、そんな具合いで、年に一回くらい更新があるかもしれないし、ないかもしれない、そして、『一年間更新ない率』は年とともにだんだん上がっていく、そんな、地面に落ちてるセミみたいな死にかけサイトでありつづけると思いますが、これからも、当分ここに居続けたいと思っています。
ジオシティーズも無料版に戻したことですし!(笑)
(↑有料サイトはお金が引き落とせなくなったら消えるけど、無料サイトは、放置してもサービスが終了しないかぎり消えないことが多いので、自動的に長寿化してるケースが多い(^_^;))

さて、記念すべき十五年の節目に、なんとかひさびさの更新をすることができました!
里菜と竜兄ちゃんシリーズ『おまけ小話』最終話、『私がおばあさんになっても』UPです。
ほとんど内容のいない、『里菜・心のポエム』的な小品ですが、当サイトにとっては、ある意味、とても大きな節目の作品です。
里菜竜シリーズの、おまけ小話の最終話……ということは、里菜竜シリーズ完全完結(←今までは『本体完結済み+突発更新アリのおまけ小話』状態だったから……)、ひいては、『本編完結済み・後日譚連載中』状態だった『イルファーラン物語』も、本編・後日譚シリーズすべてひっくるめて完結したということです。
『イルファーラン物語』は、サイト開設以来変わらぬこのサイトの看板作品であり、このサイトは、そもそも『イルファーラン物語』を公開するために作ったサイトです。
なので、それ自体はほんのちょっとした小話ではありますが、この作品は、このサイトにとっては、看板作品の世界を閉じるという一つのけじめであり、サイト十五周年という大きな節目にふさわしい更新なのです。(自己満足ではありますが(^^ゞ)

この作品、内容の構想と『いつか書く』という予定だけは、何年も前からあったのです。
何もストーリーがない、とってもささやかな内容なので、書こうと思えばいつでも書けたでしょう。
でも、今まで書かなかったのは、この里菜竜のシリーズは、まだ終わっていないと思っていたから。
まだ何か新しい話を思いつくかもしれないと。
でも、おまけ小話の最終更新から4年が過ぎ、その間に、私の中で、この世界が『閉じた』という納得が生まれたのでした。

『閉じた』と言っても、この物語の世界が、私の中から消えてしまったというわけではありません。
この、『里菜と竜がいる世界』――ひいては『イルファーラン世界』は、今まで20年以上私の傍らにあって私とともに人生を歩んできた世界で、たぶん、これからもずっと私の中に(というより、『どこか遠くに、けれども私とともに』という感覚)あり続ける世界ですが、ただ、そこでもう新しい出来事は起こらなくて、その世界は、もう新しい写真の追加されない古い想い出のアルバムみたいなものになった気がするのです。
それが、『その世界が閉じた』ということ。

そして、里菜と竜は、私にとって、『どこか遠くに住んでいる古い友達夫婦で、とても親しい友人だけど、もう直接会うことはなくて、ただ、折々に、結婚式だの赤ちゃんの写真のついた年賀状や暑中見舞いをくれる』みたいな存在です。

だから、これからも、ときどき私の心の中に、彼らからの年賀状が届くかもしれません。
それには、『廉は剣道部に入りました』とか『瑠花が中学生になりました』みたいな近況報告が書き添えてあったり、家族旅行の写真がついていたりするかもしれません。
なので、もしかしたら、いつかまた私が里菜竜の何かを書く可能性も、絶対無くはないのですが、まあ、もし〆の一作を書いた後でも、こういう連作短編形式なので、時系列を遡って途中挿入みたいな形でエピソードの追加はできるので、今回、とりあえず〆てみることにしました。

インターネットのおかげで、今まで、多くの方が、この世界を私と共有してくださいました。
その方々の何人かにとって、竜と里菜が、私にとってそうであるように『どこか遠くに住んでいる古馴染みの友達夫婦』的な存在になってくれていたら、その方々が彼らの『想い出のアルバム』を私と一緒に眺めてくれたら、こんな嬉しい、幸せなことはありません。

『想い出のアルバム』といえば、このサイト自体が、もう、ほぼそういう存在なんですよね。
更新は滅多にないし、ほとんど人も来ないけど、古いコンテンツを滅多に取り下げず、何でもかんでも残してあるために、今までの活動やそれにともなう楽しい思い出がタイムカプセルみたいにそのまま残っているという……。
だから、たとえ個人サイトという存在そのものがもはや時の流れに忘れ去られた遺跡のようなものになろうとも(笑)、このサイトは私の宝物。
ぽつりぽつりと訪れてくださる数少ない方々は、気まぐれに遺跡に降り立つ有り難〜いマレビト、天からの来訪者です!
(なんだ、ただの廃墟じゃん)と言わずに、廃墟探検を楽しんでいってくださいませ。
『かつてそれなりに賑わったであろう地方の観光施設の廃墟』を愛でるような気分でどうぞ(笑)

そんなわけで、私はこれからも当分(ジオシティーズがサービスを停止しない限り)ここにいて、道端のセミファイナル・サイトとして末永く頑張りますので、これからもよろしくお願いします!
一見死に体のセミファイナル状態だけど、まだ死んでないので、つつけば即座に反応しますので!


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