時々管理日誌
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2016年02月05日(金) 覆面7Fブロック推理経過(その3)

Fブロックの推理経過、その3です。
まずは前回までの仮配置をぺたり。

F01 空蝉ばかりが残された       鈴子さんかな?
F02 名前のない色           ★佐倉愛斗さん
F03 鐘山に迷う            たいちさんだったら面白いな!
F04 子連れ天使            ★jijiさん
F05 異説クリュタイムネーストラー   すずさんだったりして?
F06 イ●カに●った●年        三和さん?
F07 光の真実              ★財油雷矢さん
F08 ねがはくは花のもとにて...     百里さん
F09 虹色クジャクと北の森       茅さんじゃない?
F10 聖泉鏡              西禄屋斗さん ?
F11 空の歌を捧げる歌姫の最後     ネジ子さん?


前回、日記を書いた後、この仮配置のうち、ある程度理由がある鈴子さん、茅さんは、あとでじっくり検証してみることにして、先に、これもけっこうありそうに思えてきた10と西禄屋さんの組み合わせを、もう少し見てみることに。
そしたら、少年向けラノベテイストってだけで当てはめてみたけど、もしかして、ほんとにここでいいんじゃない……?

古き良き少年向けラノベテイスト、読点多めの文体、セリフ、若干『やれやれ』系っぽい?主人公(作中で「やれやれ」とは言わないけど「さてと」「んじゃ、やりますか」とか、ちょっと『やれやれ』系っぽい。そして西禄屋さんのサイトには、モロに「やれやれ」と肩をすくめるキャラが!)。
漢字変換では瞼、できる、分かる、一様に 手のひら(サイトには手の平と両方あり 、余計、からかう、呟く、ひどい、つらいなど、揺れはあるけどおおむね一致。
『みんな』『これっきり』『臆することなく』『始末に負えない』『ものともしない』などの言い回しもサイトで発見。
『んなこった分かってる』というセリフも発見。(←10の『んじゃ』と通じるかも?)

どれも絶対の証拠ではないけど、これだけ作風・文体が合ってれば、ほぼ確定でもいいんじゃない?
少なくとも、仮配置の根拠としては十分かと。
それに私、あるちょっとした理由から、これは男性の作品だと思うんですよね。
女性でも少年漫画っぽいものを書く人もいるけど、これは男性の作だと思う……。

というわけで、10の西禄屋さんから『?』をとります!

次に検証するのは茅さん!
茅さんと09が結びつけたきっかけは、読点のリズム。
特に『から、から、と』とか『ぱち、ぱちと』というオノマトペの読点です。
で、茅さんのサイトに行って最初に開いたページで『チリン、チリンと』を見つけて、これ自体は特に証拠にはならないけど、文章のリズムが、やっぱり似てるかも……と。
そして覆面4での『八月の空蝉』のですます語り口調を読み返して、やっぱり似てる……と。

『しゅっ、とひと擦り』とか『そっ、と煙草に火を差し出しました』という優しいリズムも独特だと思うんだけど、サイトにも『きゅっ、と拳を握りしめ』があるし、体言止めや現在形、なんという技法なのか文法用語がわからないんだけど『〜〜して。』的な文末が多くあるところも似てます。
キャラのしゃべり口調も、それらしい。

あと、『冬は青のモノトーン。』という、とっても短くきっぱり言い切る冒頭の一文も、茅さんらしい気が。
茅さんの短編の冒頭を幾つか抜き出してみると……
『泣くことは負けだと思っていた。』
『十九世紀、フランス領アルジェリア、中心都市アルジェ。』
『薄暗い部屋に、三人の男の背中。』
『ここは日本有数の歓楽街。』
『蝉の声がかしましい。』
ね、感触似てますよね!

そして、補強する物証としては『言う』を『いう』と開くこと。
これはとても珍しい。
他の漢字もすごく開く人ならこれも開くかもしれないけど、全体的なひらがな率はそれほど高くない中でこれを開くのは、かなり珍しいと思います。
証拠能力十分かと……。
とういわけで、茅さんからも『?』を外します!

それにしても、私、このお話、凄く好きです!
ユキクラゲが美味しそうだし、文章のリズムや二人の会話がゆったりしてて、満ち足りた空気があって、絵本にして寝る前にのんびり眺めたら心が穏やかに落ち着いてきそう。
ぜひ、パステル調のイラストで絵本にして欲しいです。
こういう、仲良しコンビがご飯を作って食べるだけみたいなどうってことないストーリーって、子供も意外と好きですよね。
二匹のネズミがたまごを料理して食べるだけのぐりとぐらとか、可愛い動物やヘンな生き物たちが楽しい日常生活を送るだけの人気シリーズは枚挙にいとまがないです。
複雑なストーリーがなくても、キャラの魅力と背景のディテールと、自分も知ってる『食事』という日常への親しみで楽しめちゃう。
子供は自分が知ってるもの・ことが本に出てくるのが、もう、それだけで嬉しくて大好きですから。
勝手にどんどん妄想してごめんなさい……(^^ゞ
閑話休題。

次に、ネジ子さん=11説を検証。
やっぱり似てる!
……と思ったけど、なんか、証拠が出ない……。
漠然とは似てるんだけど。
確かに似てるんだけど、ネジ子さんのいくつかの特徴が、これには現れてないのです。
でも、ネジ子さんが意図的に特徴を隠してたり(特に前回指摘された点は隠してそう)、そうでなければ、たまたま、その言葉を使うような箇所がないだけという可能性もあるし……。
そして、11は明らかに『ゆく』派だけどネジ子さんは『いく』派という違いもあるけど、 ネジ子さんは『ゆく』もときどき使ってるし……。

うーん……。
とりあえず保留!
というか、ほぼ11でいいとは思うんだけど、証拠がないので★はつけず、?をつけたまま仮配置。

次は、いよいよ、最初のうちから考えてた01=鈴子さん説を。
わりと確信があったのに(ただし根拠はフィーリングのみ)なかなか検証しなかったのは、他の、もっと自信がないところを先に固めちゃおうかと思ったから……。
なんとなく、大事にとってありました(^^ゞ

なんで鈴子さんかというと、前回も書いたけど、まず、テーマ、内容。
とにかく鈴子さんが書きそう。すごく書きそう。
それから文体も。
特に、セリフの扱い方。
01の、「セリフ」動作「セリフ」設定「セリフ」心情「セリフ」説明……みたいな流れが、鈴子さんの短編っぽいです。
うまく説明できないんですが、「と、言った」とかがつかないセリフ単体だけをぽんぽん配置した間に状況説明や設定解説を挟んで、セリフと地の文で交互に設定を明かしつつ話を進めていく感じ?
特に珍しかったり変わった手法ではないけれど、やりかたの程度の違いで特徴になってるかと……。

「内容や書きぶりが鈴子さんらしいから」だけじゃなんなので、一応、語彙や漢字変換も調べました。
何点か、合わない箇所もありましたが(分かる/わかる とき/時など)、揺れまたはフェイクの範囲内じゃないかと。
そして、それ以上に、合ってる箇所がざくざく。
ほとんどの人が使うような一般的な変換や、鈴子さんの作品の中でも時によって二通りに変換されているものも混じってるけど、
『生き生き 気だるい 日差し ふさわしい 汗をかく おどける 呟く 微笑み 時折 目をそらす あふれる ほがらか』など。
あと、『眼福』という言葉、作中では見つからなかったけど、鈴子さんがブログ等でよく使ってるような……。
(私も使うし、オタク界隈の人は全般によく使うと思うけど)

これくらい物証があれば、ここはもう、★までは付けないものの、『?』は取っちゃってもいいかな?

残るは03、05、06と、すずさん、たいちさん、三和さん。
さあ、ここからが難しそうだ!

多少なりとも仮配置の理由があるのはすずさんだけ。
たいちさんは「そうだったら面白い」とか「前回がああだったから今回は」だし、三和さんにいたっては完全に消去法です。

今回、まだ他の人の推理カンニングしてないけど、曽野さんがツイッターで三和さんをラスボスと言ってたのは見てたんだけど……私にとっても、ラスボスは三和さんになりそうな予感。

でも、03はともかく05と06は、Dブロックの英語のやつとかとは違って文章自体は有用なサンプルで検証可能なはずなので、まずは05から攻めてみようと思います。

内容がミステリーっぽいからというだけの理由で05に仮配置したすずさん。
いざ05と見比べようとしてみたら……いきなり『解る』に遭遇!
『解る』を使うのは、たぶん、すずさんだけ。

……で、逆に心配になる(^^;)
こんなわかりやすい手がかりって、あり?
さすがに直してくるんじゃない?
これって他の誰かのフェイクじゃない?
私、大混乱、超困惑……。

ここで、ツイッターでおろおろと醜態を披露(^^ゞ

「えっ、05って『解る』使ってるんだけど……一箇所だけなら隠し忘れで分かるけど、堂々と全部使ってるんだけど……。すずさんが普段、解ると判るを使い分けてるから、素直に見ればすずさんなんだけど、いくらなんでも、それはないよね……?」

「いや、私、『解る』がなくても、もともと、最初から05=すずさんを疑ったから、今、見比べてるんだけど。でも、いきなりあまりにも目立つ証拠が無造作に置いてあるから、かえって不安になってきた……。これが罠でないわけがない! 誰か他の人のフェイク???」

「いや、推理期間が始まってから、すずさんがツイッターで「しまった!」って叫んでたから、どっか一箇所くらい『解る』『判る』『云う』あたりを消し忘れたのかな、探したら見つかるかな、とは思ってたんだけど。それどころの騒ぎじゃなかった。」

「んんん……??? でも、文章もすずさんっぽい気がするんだけど……???? わざと証拠を目立たせることで罠と見せかけて探偵たちの裏をかこうという、360度回転しちゃったアクロバティックな罠なのか……???? 超困惑中……(@@) 目玉ぐるぐる……。」

「んんんんん……??? 今、見てみたら、すずさん、前回もその前も覆面作品で『判る』を使ってた。過去にそれでバレたのはわかってるのに隠さないわけが……と思ったけど、前回・前々回と二回続けてやってるってことは、バレてもいいから変える気がないってことか?」

「それとも、まさか『判る』を『解る』に変えたことで隠れるつもりなのか? まさかそんなわけが……。」

「もし本当に05がすずさんだったら、罪なお人だ……。探偵の心を弄ぶ所業……(^^;) 手もなく振り回される探偵……。」

「F05、最初から『解る』があるなあとは思ってたんだけど、最初はさらっと内容を把握する程度にしか読んでなかったから、全部そうなってるとは思わなかったし、その時はまだ、このブロックに普段それを使う人が他にいるのかもと思ってスルーたんじゃなかったかな……もう忘れたけど。」

「これはいったい、どう解釈したらいいのか……。『解る』に弄ばれて私の心はもうボロボロです……。もう、『解る』のことはとりあえず忘れて、他の特徴から推理してみる! その結果によって、『解る』をどう解釈するか決める! 今はとりあえず無視!」

「うーん、この『解る』を他の探偵さんはどう解釈したのか。気になる……。でも、もう少し我慢。今回、とりあえず第一次アンサーを出すまでカンニングは我慢する方向。」

というわけで、心は千々に乱れたままですが、他の部分の検証にとりかかります!

……(検証中)……

う〜ん……。
これ、やっぱりすずさんでいいんじゃ……????
書きぶりが似てます。
どこがどうという説明はしづらいんですが、似てます。
飾り気のない文章です。
これ、普段ファンタジーを書いてる人だったら、 きっと何かしら幻想的な描写をしたくなる、腕が鳴っちゃうシチュエーションだけど、それをしない。
我慢してるんじゃなくて、そこには重点を置いてない・書きたいものがそれではないということだと思います。

漢字変換も、もともと揺れもあるし、いくつか気になる不一致点もありますが、だいたい似てます。
例えば、合ってるのは、『 大人しい 足下  今更 わずか さまよう 共に おっしゃる 嘘をつく』あたり。
どれも特に珍しくなくて単独では証拠になりませんが……。
唯一、やや手がかりになりそうなのが、『人が好い』。
で、すずさんのサイトには『形の好いくちびる』がありました。

気になる不一致としては、 05にある我儘。
すずさんは 『我が儘・わがまま』の二種類を使ってました。
でも、二種類使ってるってことは、この変換は揺れるってことで、『我儘』もありじゃないかなあ。
『我が侭』『我侭』よりは、揺れ方が少ないし。
『嘘をつく』も、実はすずさんは他の字を使ってる時がありますが、こっちもつかってるので良しとします。
あと、推理の足しにはならないだろうけど、最新の更新分に、筋張った手が出てきてました。そっちは男の子の手、05は年取った女性の手だけど。

単独では弱い物証ばかりですが、これくらいあれば、『解る』を度外視してもすずさんを05にしていいような気がするんですが……。

もしそうだとしたら、『解る』は、単なる素顔であるか、あるいは、一括変換のかけ忘れでしょう……とりあえず、そう解釈しておきます!
というわけで、すずさんも、『?』は取らないけど、仮配置通りで。

残るは03、06とたいちさん、三和さん。
やっぱり三和さんがラスボスか!?

というわけで、いったんまとめます。
(前回の結果から特に移動はありませんが)

F01 空蝉ばかりが残された       鈴子さん
F02 名前のない色           ★佐倉愛斗さん
F03 鐘山に迷う            たいちさんか三和さん
F04 子連れ天使            ★jijiさん
F05 異説クリュタイムネーストラー   すずさん?
F06 イ●カに●った●年        三和さんかたいちさん
F07 光の真実              ★財油雷矢さん
F08 ねがはくは花のもとにて...     百里さん
F09 虹色クジャクと北の森       ★茅さん
F10 聖泉鏡              西禄屋斗さん
F11 空の歌を捧げる歌姫の最後     ネジ子さん?


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