引き続きＡブロックを推理中なのですが、碓地さんのサイトがまだ繋がりません……(T_T)
とりあえず、04『クロランドの流れ矢』を、歩く猫さんに決めました。
残りは、01･03･05・06の4作品。
作者は、永坂さん、碓地さん、虹屋さん、tomoyaさん。
場合によっては、いったん退場していたＲＥＤさん・文月さんが混ざってくる可能性も。

う〜ん、この先はもう、碓地さんが復活するまで、推理できないです……。
それまで他のブロックに行ってようっと。

というわけで、今日はＧブロックのこと。

このブロックはたぶん推理は出来ないと思うので、例によってところどころだけ感想と、更にところどころだけ、イメージだけによる作者予想をしてみました。

01は、前にも日記で書いたとおり、失礼ながら妙に親近感を覚える（文体・題材・ストーリー共に……）、すごく好みの作品でした。
私の予想では、作者はsagittaさん。

02、一瞬、（あれ？　いまどきノストラダムス？）と、意表をつかれました。
そういえば、1999年は、もう十年も前なんですよね……。
『俺は正露丸か』『そんな感じ』というやりとりに、ぷっと吹き出させていただきました。いい味出てます。

03は、まさかの西部劇に続いて、今度はまさかに昭和フォークの世界！？
ノストラダムスから、さらに時代が巻き戻ってる……(＠_＠;)
このブロックはタイムマシーンか！？
きっと、このアパートは四畳半で、『西日だけが入る』んだろうな。
タオルを首にかけて洗面器抱えて横丁の風呂屋に行ったりもしたりして？

そして、05の『ベタ』愛に、思いっきり共感！
そうそう、そうですよね！　ベタを侮るなかれ！
病院で先輩が語った『ベタ』論には、思わず、ちょっと本気で感動しました。
先輩、顔に似合わずロマンチストなんですね……。

そして07。いい話だ〜。ちょっとうるっとできて、後味爽やか。
すごく好きです。
しかも、巧い。
これ、立田さんかな？

08も、いい話だ〜。

私、これ、本気で泣きそうになりました。
夫の携帯借りて（私は携帯持ってないので……）出先で読んでたので、ちょっと困りました。
たぶん、これ、全『働くお母さん』の涙腺直撃なのではないかと……。
少なくとも、私の涙腺は直撃でした。

何が泣けるって、結衣ちゃん！
オバチャン、今すぐすっ飛んでいって結衣ちゃんを抱きしめてあげたい！
「いいんだよ、大丈夫だよ、子供はわがまま言ってもいいんだよ、お母さんはわがまま言ってもあなたをちゃんと愛してくれるよ」って言ってあげたい……(T_T)
そして、お母さんにも、大丈夫だよって言ってあげたい。
「大丈夫、あなたは良くやってるよ、がんばってるよ、良いお母さんだよ。その証拠にお子さんはこんなにいい子に育ってるじゃない」って。

実際、いいお母さんですよね。
感情的に子供に怒鳴ったりせずに静かに諭すことが出来て、ちゃんと子供の反応を見ていて、自分とタイプの違うお姉さんのアドバイスも意固地にならずにちゃんと聞けて、修復に向けて方向転換が出来てるんだから。

でも、「わがままはいけないのよ」のところで、結衣ちゃんの反応に、オバチャンは泣けるわけです。
「田舎に行きたい？」と言われて、お母さんがどんな答えを期待しているかを一瞬探っちゃう気持ちなんか思うと、もう、もう……(T_T)
働くお母さんを思いやって、がんばって良い子でいようとしている子供のいたいけさ……。
別に母子家庭じゃなくても、働くお母さんには、きっとわかるはず。
あるいは、働くお母さんの子供だったことのある人にも。
「早く行こう。ママは明日も仕事だよ」なんて、なんて健気なんでしょう。泣ける……。

……しまった。感想書いてても涙が出てきちゃいそうですよ……(^^ゞ

あと、道を辿る描写が好きです。特に杉林を通るとことか。
子どもの頃に歩いた道や、子どもの頃に住んでた家を久しぶりに見る時の感覚も、すごくよく描かれているなあ、と。

しかし、07、08と、離婚家庭の話が続きましたね〜。
しかも子供は両方、女の子で。
しかも、両方、子供の頃に住んでた家を見に行く話。
なんという符合。
これもブロック分けの妙ですね。

あと、全体的に、ちょっと昔っぽいものが多いブロックだったと思いました。
昭和四畳半とノストラダムスはもちろん、戦争ものとか、現代ものでも、戦中派のおじいさんが出てくるとか、子供時代を回想してるとか。