2008年02月11日(月) |
覆面企画Bブロック推理中(その3) |
引き続き、Bブロックを精読中です。 覆面作品を読みながら、平行して、その都度(もしや……)と思った作者さんのサイトをうろうろして特徴をサーチ中。
……の、はずが……(笑) このブロック、好みの作品が多いから、各作者さんのサイトにも、どこにいっても好みの作品がいっぱいあって、推理を忘れて読みふけってしまい、幸せだけど、ぜんぜん推理が進みません!
沖さんのところでなんか、前にも一度読んで泣いた『死者の石』をもう一度読んで、また泣いてしまいましたよ。二度目なのに……(^_^;) 『そらみみ』も良かったし、回送電車の話も良かったし。 どっちも、『おばあちゃん』が良いんですよね〜。しみじみ。
麻国さんのところの『青い水底に揺れる街』も、すごく面白かった。完結が楽しみ。 麻国さんといえば、私、直接の交流は無いながらも前々からお名前は存じ上げていて、サイトにも幾度かうかがっていたというのに、今回の意気込みテンプレ回答を見るまで、長年(6年以上?)、『あさくに』さんだと信じて疑ってなかったですよ!! 『まこく』さんだったんですね……。 確かに、よく見れば、サイトアドレスにもmakokuって入ってるじゃないですか! アラやだ、私ってば……(笑)
で、『かくして王は』は麻国さんの可能性もありかな?と思いました。 短編で歴史っぽいのをお書きになってて、その文章を見て。
さて、続きです。
B-06 未だ凍てつく春の中
おおっ、これも好きだ〜〜〜!! なんて綺麗な文章なんでしょう。 これも、この文章で書いてあれば中身は何だって構わないくらいですよ。 そして、そう思うようなのに限って、もちろんストーリーも好きなんですよね。う〜ん、幸せv 今の季節感にぴったりなのもいいですね。 きっと、意識して季節を合わせたんですよね? なんて粋なサービスなんだ……。
これ、文章は、フェイクのためとは限らず、この作品に合わせた雰囲気作りのために、普段と変えてる可能性が高そうですね。 特に冒頭のほうは、かなり文体に凝ってて、長編が全部この文体で書いてあったら、さすがに、書くのも読むのも疲れるでしょう。 短編だからこそ、凝った文体という特殊効果が生きてます。 作品に合わせて文体を変えられるだけの技量のある方と思われます。 漢字が多いのも、雰囲気作りのため? そのわりに『わかる』『あふれる』『たしかに』『できる』などは開いて、柔らかい効果を出してます。 『うなずく』を『肯く』と変換しているのが特徴。 『息だけで笑う』という言い回しも特徴。
これ、第一印象では沖さんだったんですけど、他に、まだあまりサイト作品を精読していない作者さんの中で、こういうのを書きそうな人がいるかもしれないから、まだ当てはめないでおきます。 あと、奇病が出きてからは、ひさちさんも候補に浮かびました。 奇病のイメージが詩的で美しくて、ひさちさん、こういうの好きそうかな……って。
ひさちさんも沖さんも、二人とも、難しい漢字も普通に使うけど平易な漢字をあえて開く箇所も多いという特徴は共通してます。
わあ〜、こんなにこまごま書いてたら、ぜんぜん先に進みません! 一応、覆面作品は全部読み終わって、手がかりも探し終わってるんですけど、それを日記に書くのが追いついてないです……。
とりあえず、今はここまで。 夜、パソコンが使用中でなければ、続きを書きます。
追記:ちょっと時間とパソコンが空いたので、続きを……
B-07 コバルトブルーの骨
『コバルトブルーの骨』ってアイテムはひさちさんぽいかも……と思って読み始めたんだけど、途中から、ひさちさんとは文章が違うような気がしてきました。 あ、でも、私が当てられなかった去年の参加作品は、男の子の一人称で、こんな感じだったかも……? でも、二回続けて男の子主人公、一人称『僕』で来るだろうか……? それに、ひさちさんは、『頷く』は『うなずく』と表記するんですよね……。 よ〜し、他に合う人がいるかどうか精査だ!
特徴:『摘まめば』『こと』『けれど』『頷く』『至極』『くすくす』『目を瞠る』『わかる』『とき』、『””』使用
あ、ひさちさんといえば、『かくして王は』に、15年という数字が出てくるんですよね。 で、今、参考のために前回の覆面作を読み返してみたら、『50年』という数字が出てるのに気づいて、そういえば、もしかしてひさちさんは15とか50という数字が好きなんじゃ……と思いついたんですけど。 なんでそう思ったかというと、前サイト時代に連載してた看板作品のタイトルに『十五』が入ってたんですよ! すご〜くいいかげんな根拠だけど、『かくして王は』に1点追加?
B-08 青空をさがして
また童話です〜(T-T) でも、この方は、漢字使いはわりと普段どおりなのかな? 児童書風のひらがな書きは、あまりしていませんね。
『水皿持ちの因果かのう』という河童さんのセリフが妙に好き。 なので我侭を言っちゃうと、どうせなら、後のほうで出て来る『水属性の妖怪』というセリフも、何かもっと雰囲気のある言い回しにして欲しかったなあ……なんて、ほんと、ただのワガママです、すいません。 あと、『狐の嫁入り』の由来は分かったけど、『風花』が分からなかったです。
特徴:『扱いづらい』『手のひら』『とき』
B-09 紫に染まる
最初、迷うことなく矢崎真名さんだと思ったんですよ。 なぜなら、『・・・』とか、『?』の後にスペースが無いなどの記号使いの特徴が当てはまるのが、この人一人だけみたいだったから。 しかも、サイトの作品に、夏のあとに秋が無くていきなり冬になる(だっけな?)世界の話があったし。
でも、その後、裏乃さんの『意気込みテンプレ回答』を見直してみたら、あれっと思いました。 『意気込み』によると、裏乃さんの作品は、サイトにある短編の目次ページをよく見れば分かるらしい……。 で、裏乃さん、『RPG殺人事件』なる、初期のRPGゲームをパロったコメディを書いてらっしゃるじゃないですか!
さらに、気分転換に他の方のこのブロックの感想を見にいったら、この作品について、ドラクエ1レベルの超初期のRPGが題材だろうと書いてあって、なるほどたしかにと思い、そうすると、矢崎さんは若い方みたいなので、そんなに初期のゲームは知らないんじゃないかと思い……。 裏乃さんのお年は知りませんが、矢崎さんよりは年上でしょう。
これ、裏乃さんなのかなあ……。 でも、 裏乃さん、ああいう記号使い、しないですよね。そんなフェイクの仕方、するかなあ……。どうも納得いきません。 やっぱり矢崎さんかなあ……。 迷います。
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